やりくり

自分の日々を別な角度からとらえれば、なにかこう、手元にあるものでなんとかやりくりをしている感じだろうか。すごく創意工夫はしていると思う。たとえば自分のもてる集中力と、その時点での経験値やひらめき、あらゆる手をつくしてベストな時間の流れを繰り出していく。ひょっとして自分が台所をまかされたら、とってもやりくり上手になれたかもしれない。とも思うが、一方で次から次へと未知の食材や調味料を仕入れまくって、とても食べられない代物をつくりだしてしまったり、半端な調理をしたりできっと毎日のようにお腹をこわしていることだろう。

実際、子供の頃からよくお腹をこわしていた。実にここぞという時にお腹をこわすのである。車酔いもひどかった。幼少期、父が車を買って我が家にもついに自家用車がやってきた。でかけるといっても、当時の自宅から父や母の実家はせいぜい片道1時間ぐらいの距離だった。その間で酔いに酔ったものだった。調子が悪いと食欲がわかなくてなにも食べられないこともあった。加えていろいろなアレルギーもあって、ひとくち食べるだけで思い切り吐き気をもよおすこともあった。いったいなにに、どんな時に反応するのか予想がつかず、困ったものだった。今おもえばおそらく農薬とか添加物への反応だったと思われるのだが…。リンゴなどは皮ごとかじると、しばらく気持ちわるくて苦しくて本当に困った。そういうことを親にもいわずに我慢していた。弟も病弱だったし、母も霊障で調子が悪いことがおおくて自分のことで心配をかけられないと思っていた。アトピーが化膿してひどい状態になってもできるだけ隠そうとしたものだった。皮膚炎は日常茶飯事で、身体のあちらこちらにシミになってそのなごりが残っている。

アレルギーは少しずつ収まっていったが、腹痛は中高生になっても改善はしなかった。緊張するとだめ。冷えるとだめ。ということで少しでも不調になると、自然に断食状態になるし、脱水もするのでとにかく覇気がなくなる。楽しいことなんてなんにもないような日々だった。それでも小学生までは自然がいっぱいの暮らしだったので、気持ちも紛れたものだったが。中学からは市内に移り住み、少し自然から距離ができるとさすがに自律神経のバランスが保てなくなった。音楽という鎮静剤を見つけるまでの中学時代は、自分の人生でもさまよえる闇の時代に等しかった。ところが、この中学3年間、先生や学友が実にユニークな人達が多くて、一生忘れられないぐらいのたくさんの面白くて不思議な出会いがあった。心は闇だが、学校は楽しくてあっという間に3年が過ぎてしまった。おかげでなんとかバランスがとれていた。人生そのものも、いつもなんとかやりくりしてきた感じがする。

最近はお腹がいたくても、自分の調子を冷静に分析して休息をとったり、必要なビタミンを補ったり、ヒーリングやレメディも自分に利用でき、たいがいのことはなんとまかなえるようになった。バランスを崩しやすい身体だが、日々調整する為に勉強をしている。自分に効くとおもわれる健康法であれば、体操、ヨガ、サプリメント、レメディなどいろいろなものを試している。実はパワーストーンですら自分の調整用に用いているうちに、すっかり使い方をマスターしてしまったようなもので。自分で自分をやりくりしているうちに、そのやりくりの仕方をそのままお教えしている、というような日々でもあったりするのです。