教材の準備中

教育実習では授業の計画をたてたり、指導する時に使う教材をあらかじめ用意したりして、相当な準備をして本番に挑む。かなり時間がかかるのに、授業は思ったとおりにならないし、さんざん工夫して用意した教材が使えなかったり役にたたないこともある。そんな時は報われないのだが、そういうものだ。教育実習をもっと長くすべきだ、という議論がやっと始まったらしいがそんなことは当然必用なことなのだから、もっと早く議論して実現すべきだった。30年前にこの議論がはじまっていたら僕は教育大を中退しなかったかもしれない。実習に参加する学生は単位を取る為には避けて通れないから嫌々こなしている、という程度にしか考えていない。2ヶ月ほどの期間で教師として自分を磨くだけの心構えを作れるはずもなく、中途半端以外のなにものでもないし、そんな自分のままで教壇に立つことを僕は自分に許すことができなかったのだ。だから実習を終えた時に心の中で人生の進路を変更した。当時の自分にはそのことを説明する言葉がなく、教員だった父親の期待を裏切ってしまいとても申し訳ないことをしてしまったと思う。

明日はパワーストーン講座。もうかなりの回数をこなしてきているが、毎回教材には苦労をする。今も明日使う石を準備しているのだが、下準備にとにかく手間がかかる。夜なべ仕事をしながら短い教育実習の日々をちょっとだけ思い出したのだった。あの時の仲間は全員教師になったのだろうか…。学校の先生もよく相談にくるから、そのうちばったり…なんてことはないだろうな(笑)。とにかく今は教えることがとても楽しいし、習いにきてくれる人がいることは本当にあり難い。手を抜かずしっかり準備しよう。

がんばれるようになる為には

経済学の有名な定理に「n個の政策目標を達成するためには、独立な政策手段もn個なければならない」*というのがあるらしい。
人生を豊かにする為の定理も同じだと思う。目先の問題を解決するにはどうしたらよいのか。そういう相談を日夜受けているのだが、僕の回答はひとつではない。原因が複雑にからみあって今の状況を生み出している場合が多く、特効薬がない場合もある。そんな時にはいくつもの解決策を順繰りに引き寄せて実践するしかない。時間がかかることもある。でも遠回りをしてない、日々実践していけば確実に目標に近づいていく、そういう目安が得られるだけでも人はがんばれるものだ。経済だって同じだ。どうすれば世の中がよくなるのか。簡単でなくても正しい答えがみつかれば人はがんばって生きていける。

必要なのは知恵だと思う。自分ひとりでは煮詰まってしまう。知恵を求めるには知恵は要らない。ほんの少しだけ思い切ればいい。

※ティンバーゲンの定理