この一年でふえたご相談

今年は特に若い人達からのご相談が増えた。
そして共通の問題は「仕事」。「就職」について、ともいえようか。
そもそも仕事がみつからない人、みつかっても希望の職場ではなかったり、意欲がわかなかったり。一時的な仕事でしかなく、とても不安定だったり。政治家的な言葉いえば「雇用問題」ということだろうか。

そもそも世の中にはびこっている、仕事がみつかりにくい問題は「雇用を上げれば」解決するのだろうか。政治家はこぞって「雇用問題」と表現する。だが、経済学的にいえば「雇用は変数でしかない」のだそうだ。雇用を上げるには生産性をあげるしかない。でも「生産性を上げましょう」と訴える政治家は見当たらない。どうも私たちは若者達が仕事を見つけられないという社会問題を、ずれた論点でみたり考えたりしているようだ。

私たちは「雇用問題」の本質をまったく理解できていないのではないだろうか。

先日、テレビの討論会である学生が「どうしたら雇用が増えるか」を考える社会ではなく、「新しい産業を生み出す力を育てる」社会にすべきだ、と発言して喝采をあびていた。その通りだと思う。

生産性を上げること、とはどういうことなのか。新たな産業を産み育てる力を養う、とはどういうことなのか。私たちはもっと雇用を上げる為の方法論ではなく、そこにつながるだろう「知的な理解力」であったり「論理的なアプローチ」をもっと求め、なんらかの実践につながていくべきだろうと思う。

その為には一人一人がまず意識を変えることだ。政治家は真実を語っていないのかもしれず、私たちの未来の救世主ではないのかもしれない。まずそのことに目覚めるべきだ。