11th year message

2011年も最後の月。そんな時期、いちじるしく反省モードにはいってます。
振り返れば一年前の年末から年明けにかけて、何かを感じながらも整理・分析できずにただ混乱に陥っていた自分。ふりかえるだに情けない気がするのです。そして今年の年明けからすぐに始まったただならぬ違和感。そこからあれよあれよという間に、この現実の世界は大きな荒波に飲み込まれてしまった。この状況から私たちは進路を定め、しっかりと地上での時間を歩んでいかなければならない。この世に命を預かり生かされている皆が同じ宿命を背負ったのではないでしょうか。

3.11以前は自分のエゴの重さを考えたり、内なる怖れや不安や不調和をみつめるだけでも人生はなかなか大変でありました。しかしながら、今となってはもはや内観を深めるだけではなにか物足りない、というよりあきらかに何か欠落している。そんな感覚すら覚えるようになりました。

数年前から、たくさんの課題を自分に課して取り組んでいるのですが、達成率は2割程度でしょう。できなかったことが多くありました。公言しても尚、結局できなかったこともあり、ご期待いただいた皆さんには、ひたすら不徳のいたすところ。お詫びのしようもありません。すっかり空回りしていた自分もあり、地に足つかずであったと悔やまれます。

でも、おかげさまで光のサロンも、ここまで歩んでこれました。お力添えくださった皆さん、お一人お一人の思いをいただいてこそ、今日ここに立っていられると思っています。幾重にもお礼申し上げたいところですが、私はその気持を形にかえ、前進していくべき立場だと思っています。様々な無礼はお許しいただき、せめて今日の一歩をなにがしか前進してその結果を皆さんにお返ししていこうと思います。いうまでもなく、私のような単純でそれしかできないおバカな人間には、自分が授かった能力を磨くことしか人の役に立てる道はないのです。

最近は、また新しいインスピレーションを感じ始めています。というより、私という人間はなにか新しい直感力を日々、磨きあげていくことでしか前進するモチベーションを維持することができないようです。昨日とはまた違う「なにか」を感じ取り、その意味を解読して皆さんにお伝えしていく。それはいわば、季節ごとに必ず新しいデザイン、機能性、形の商品が並ぶユニ◯ロのような…。ちょっと例えがえげつないですが、いつも変化している自分でありつづけないと、もはや自分ではなくなってしまいます。その点において、この1〜2年というのは、あまり変わることができませんでした。守りに入っていた自分があり、それが足かせになってしまいました。自分でも思えば、残念なことでした。なにが残念といって、そのことで少しでも時間を無駄にしてしまったような気がするからです。けして皆さんとの関わりが無駄という意味ではありません。自分の甘さ、判断の緩さなど、自分自身が残念でならないのです。時間を無駄にしたくない、という思いは年々強まってきました。おそらく、自分の年齢からくる意識でもあるでしょう。親の世代が次々に、寿命を終えていく。自分の肉体の衰えも感じ始める。同じ世代の周囲の人達が、心や体の限界を迎えて力尽きていく。現実はとても厳しく、そして絶対的にゆらがない。つまり時間は限られているという事実ですね。そのなかで、どこまで魂が納得できる生き方を選択していくか。

2012年からは、ひとりひとりの「選択」が試される時代になります。右へ習えではなく、自分に習うのです。自らの心に従うのです。心には真理が宿っていると思います。それを見出す為には、自分をもっといたわり、大切にすることが大事。体をいたわりましょう、自分の心を穏やかに保ちましょう。そうすれば、誰でも人にやさしい気持ちを持つことは必ずできるようになると思います。皆さんが誰にとっても優しい暖かい人でありつづけられるように。そんな時代を迎えられるように。私は私なりの努力を日々積んでいこうと思います。

光のサロンは、なんと10年の歳月を重ねました。気持ちを新たに11年目に突入です。どうかこれからもよろしくお願いいたします。今日までお会いしたすべての皆さんのことを、私はいつも思っています。また、お力になれる機会があればとても嬉しいです。

朝崎郁恵さん(ピアノ:高橋 全)「おぼくり〜ええうみ」をBGMに、こんな画像が紹介されていました。

どんなに辛くても、この現実を私たちは見つめ、乗り越えていく。きっとできる。きっと叶う、新しい未来は必ずやってくる。そう信じる力を高め、手をとりあって向き合っていきましょう。私たちは必ず再生し、新しくなれるはず。その力が皆さんの心のなかに宿っている。私には、そのことがわかるのです。確信している、という以上に、絶対大丈夫、必ず新しい未来はあるということがいつも見えています。ですから、共に未来を信じ、前進しましょう。皆が手をとりあえばきっと大丈夫だと思います。