今日の徒然:風のない日(4)

やっと気温も落ち着き、秋の入り口の気配がなんとか間に合ったというところだろうか。森の獣たちも、海を回遊している魚たちも、そして環境の変化にもっとも疎い私たち人間にとっても、自然のリズムの変調にはかなり振り回されているようだ。気持ちも定まらず、足元もおぼつかず、自然の表情もすごく不安定だ。だがこれが現実なのだ。皆が同じ状況におかれている。避けられる人はない。

もしも自分の身を守ることすらできないほどの危機がやってきたらいったい自分はどうするだろうか、と思う。きっと自分のことしか考えられないだろう。それが本当の自分の姿だ。結局、究極の危機的な状況になれば自分のことで精一杯なのだ。それがあるがままの己の姿なのであれば、それでよしとしよう。そうして、自分の原点を見つめておかなければ、いざというときに戸惑い、そして迷い、結果、立ち止まってしまうだろうから。
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