過去を手放すお手伝い

カウンセリングというのは、過去を手放すお手伝いをしている、ともいえるかもしれない。葛藤も不安も怖れも、過去の体験のなかにある。昨日の体験、昨年の体験、幼少期の体験、自覚はたいけれど魂の体験…。時間も時空も越えて、私達の意識は未来をみてはいない。過去につながり、とらわれている。必要最小限に過去を切り離し、整理し、前に進みやすい状態を作ってあげる。山に登りたい人の為のガイド役のようなもの。体調を考慮しペース配分を決め、代わりに荷物を持つこともある。前進すべきかどうかタイミングを見極める。進んではならない時にけして無理はさせない。経験もさることながら、技術も相当必要な仕事だ。

過去の経験はエネルギーとして、その人の存在のなかに留まっている。そのエネルギーを操作できれば、過去の力を弱めたり、排除できる。外科手術のようなものかもしれない。ただ、操作する対象がみえないエネルギーだという点が決定的に違うのだが。