随分昔ですがシドニーのオペラハウスでオペラを観劇しました。とても個性的な都市。そして南半球という特異性。不思議な外観。そこでモーツァルトも悪くない。
札幌にも立派なホールがある。けれど滅多にオペラを観ることはできない。たとえ観ることがあっても残念ながら私達はほとんどドイツ語もイタリア語も理解できない。
私には昔から夢があって、まだ一度もその夢がなんであるかを人に語ったことがない。なぜなら、それはあまりにも途方もないことなので、信じてもらうことも理解してもらうこともできないと思っていたから。いったいどうすればそこに近づけるのか、果たして本当にそれが自分の夢なのかどうか確かめることも不可能に思えるほど、遠い遠いはるか向こう側にあるビジョンだった。
けれど私には夢がある。いまだかつて誰にも語ったことのない夢が。
まだそれがなんであるか語る時期ではないのかもしれない。
けれど、私はその夢の為に残りの人生を賭けてみようと思う。なぜならその夢がかなったら北海道が永遠に希望の大地になるに違いないから。
この土地の未来が希望に充ちている、そんな世界を創りあげる為には、私は私の夢をあきらめずに追いかけることが正しい生き方だと悟りました。その為ならあらゆる選択を厭わない覚悟があります。願わくば、夢がわずかでも実を結ぶまでこの人生の時間が残されていますように。
前置きが意味不明になってしまいましたね。つまりオペラハウスやそこで演じられるオペラとは違うものを創りたいのです。独創的で新しくもあり古くもありこの地上のどこにもないもの。それは土地に根ざした多様な文化と生活の豊かさを象徴し、いつでも道民がそこに自由に集い楽しめる空間でもある、そんな未来の大地を私は創りたいのです。ひとりでは不可能だけれど志が集まれば実現するかもしれない、いや是が非でも実現したい。命のひとつふたつ賭けてみたい。
なんとなく語ってしまったけれど(笑) 具体的なことは来年以降でしょうね。その為の準備を明日から更に掘り下げて取り組んでいこうと思います。