独立開業コラム:プリンター選び

Macを無事に手にいれたとして、他にはなにが必要だろうか。プリンターだ。これがなければパンフレットや資料や名刺が印刷できないではないか。

プリンターはいまやインクジェットが主流。写真も年賀状もなんでも自分で印刷できる時代。便利だが、便利さには必ず裏があるもの・・・

メリットは少量の印刷物を手軽に、手元で印刷できることだ。プライベートで使うなら、そのメリットがとても有難いのだが、仕事で使う場合に注意が必要なのは以下の点。
・ランニングコスト
・メンテナンス
・故障時の対策

まず、ランニングコストだ。すなわち「インクのお値段(写真あるいは書類を1枚印刷するのにかかるコスト)」だ。インクはけして安くない。もし大量にパンフレットを印刷すれば、あっというまにインク切れになり交換しなければならない(えてして安いプリンターはインクがすごく高いので要注意)。事前によくコストを考えておいたほうがよい。これは量販店にいくと、メーカーや機種毎の印刷コストが表示されているし、カタログにも明記されているので簡単に比べられる。自分でもインクカートリッジの単価*をだいたい調べておいたほうがよい。また、インクを自分で補充**することができる場合もある。補充ができればかなりコストを抑えられる。

*インクカートリッジには、メーカー純正品と「互換品」というのがある。前者は新品。後者はリサイクルされた製品で純正品ではない。値段が違うだけで、普通に使うぶんには違いはわからない。そもそも違いを気にする人は互換品を買わないだろう。ただ、経験的には互換品を使いつづけていると「故障」が起きやすいように思う。ただ、これは統計をとったわけではなく、あくまでも感覚的なもの。もっともメーカー純正品を使い続けていても、やはり故障したのかもしれないし、本体の個体差ということもある。なんともない人もいるようだ。ホームセンターなどでもよく見かけるので、問題なく使えると判断してよいと思う。

**補充用のインクはすべてのメーカー、カートリッジに使えるわけではない。量販店にいくと補充用のインクがずらっとならんでいるが、一般的には「最新の機種」には対応していない場合が多いようだ。補充用キットは、誰でも簡単に作業ができるように作られているので、一手間を惜しまないのであれば、コストは非常に抑えられて良い。ただ、補充できる限界があるので(普通は2〜3回ぐらいか)、もし補充してうまく印刷できない場合は新品のカートリッジに交換したほうがよい。

次にメンテナンスは、素人ができることはすくない。印字がかすれたら「クリーニング」というのを実行する。その程度だろう。インク切れでもないのに印字がかすれる、汚れる、という場合は説明書を確認して自分で清掃できる範囲でしてみる。

故障した場合はメーカーに修理を依頼する。メーカーによっては「ピックアップ&デリバリー」をしてくれたり、修理代金も一定額だったり、いずれにしてもきちんと対応してくれるはずだ。
ただ、仕事で使う場合、何日も使えなくなるのは困るので、年数が経過して故障した場合は寿命だと思って買い換えたほうがよいように思う。

総じて、名刺も綺麗に印刷できるし、資料や簡単なパンフレットも印刷できる。最近のインクは、水濡れにも強くなってきた(以前は普通紙では綺麗に印字できなかったし、少しでも水分がつくとすぐにじんでしまった)。通常の範囲なら、家庭用の普及機で十分に使える。ただ、ある程度の部数を印刷する場合はコストをよく計算したほうがよい(大量に印刷する場合は、業務用としてインクコストの安い製品がある)。大量に印刷するなら、原稿を自分でつくって業者に出したほうが安くなる。また写真や発色のよい出力をしっかり行いたいなら、コンビニやカメラ屋の出力サービスを利用する手もある。

更にいうと、普通の書類ですら今はコンビニで出力できるサービスがある(音楽関係の知人は、譜面はいつもコンビニでプリントしてスタジオに持参している)。

なにがなんでもプリンタがなければ仕事にならない、というわけでもないので自分の需要にみあった選択を心がけたい。

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