独立開業コラム:確定申告

個人的なことになるが、脱サラをして、半年後にはサロンを立ち上げた。確定申告をどうしていいかわからなかったので、当てずっぽうで会計事務所を探して相談に出向いた。それ以来、毎月及び年末には諸々の税務処理をお願いしている。

税務について専門家にお願いしたのは、同時期に会社を離れて独立した仲間たちも皆、確定申告は専門家に依頼して自分達は本業に専念していたから。監査費用も彼らから教えてもらっていたので、さほど敷居は高く感じなかった。それに確定申告に関する本も何冊か読んであったのだがとても自分で手続きできるとは思えなかった。

実際、1年、2年と年度を重ねるにつれ、絶対に自分では無理であったことが明らかになっていった。その理由はざっと以下の通り。
・税法は毎年変化する
当たり前のことかもしれないが…社会人になって18年間というもの、会社にすべてを任せきりで、自分で税金や社会保険のことを考えたことも理解する必要もなかった。自分がどれぐらい税金や年金を負担しているのか、ほとんど把握していなかったのだ。そんな自分が税制の変化についていけるはずもない。報道をみて知っても自分のケースではいったいどれぐらい滞納額が変わるのかイメージすることは容易ではない。
制度が変わればいち早く対応してもらえるので大助かりである。

・翌年の納税額を正確に算出してくれる
この事は非常に大きい。数ヶ月前に予測できていれば、心づもりもしやすい。おかげで納税通知書をみて青くなったことは一度もない。

・節税
当然ながら、節税(脱税ではないよ)のことを本当によく考えてもらえる。素人の自分がいくら考えても、何冊本を読んでも到底できなかったであろう節税の知恵を貸してもらえた。もし、それがなかったら支払う必要のない税金を払っていたと思う。特に開業してから数年間は節税につながる要因が多いので、事業が安定するまでの2〜3年だけでも監査してもらう意義は大きいかもしれない。

・社会保険や融資や法人化の相談
お金の動きをすべて客観的にみてもらっているので、支払っている社会保険の手続きのことについてもひとまずの相談窓口になってもらえる。もし融資を受けたければその可能性を打診したり、適当な窓口を教えてもらえる。法人やNPO登記についても同様。本を読むだけではけして得られないリアルで信頼できる情報を直接受け取れる。

税務を依頼する際の費用についてはほぼ報酬額は一定していて、高くとられることもなければ、ずっと安く済むということもない世界のようだ。

確定申告の書類を書く時だけ、知り合いに手伝ってもらい安く済ませている人もいるのかもしれないが、結果的に損をしているのかもしれず、あまりお勧めできないなと思ったことがある。特に初めて自営で起業する方については、必ず一度は専門家に相談することを強く強くお勧めします。

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