瞑想と未来

昨日、今日は瞑想のセミナー。
集まっている方は数年前までは、ごくごく普通の方達だったと思う。職業も年齢も性別も様々。でも瞑想は様々な角度から自分のかくされた個性を掘り下げることに役立つツール。今の自分に、そしてこれから未来の私達にとって本当に素晴らしい能力開発ツールになり得る。

美しい未来の調和した世界では、すべての生命体は瞑想している。瞑想していても精神は自由に時空を散歩できる。その感覚を一旦味わうと、この世と別次元を自由に行き来することは、なんら難しいことではないと思えるようになっていく。

あまり非現実に浸りすぎるのもよくない。現実をしっかり生き抜く力(もっぱら呼吸)を磨きつつ、自由な精神の世界を散歩する(常に強調するがなにごともバランスが大切なことはあらゆる行において大・大・大前提)。

その自由な感覚を楽しめるようになれば、瞑想において不自由もなく、なんら苦しい修行の要素も必用なくなる。

長年、苦行してきたおかげで近道をしていいところ、けして近道はないところが見極められるようになった。誰でも最短の年月で、安定した、とても便利なツールとしての瞑想が実践できるようになる、ということはもうまったく疑いの余地ない結論だ。あとはしっかりその内容を磨きあげていくことが必要かもしれない。

ただ、とても大事なことは時代はどんどん変化していく。音楽やファッションの流行よりも、瞑想のあり方はもっと先をいくものでなければならないと思っている。もっとも新しいスタイルの瞑想こそが、私達には必要なのではないだろうか。

自然の中をウォーキング瞑想とか、カフェでまったり瞑想とか、踊りながら瞑想とか、自由できままな空間で過ごす選択肢に、いずれ瞑想があたりまえのように取り入れられてほしい。

時々、若い世代の人達を話すと、この人達は必ず未来の日本を変えていくと確信する瞬間がある。なぜなら、彼らには特有の共通言語があるからだ。このことについて、彼らは自覚せずに実践しているのであえて言われてもなんのことかわからないかもしれない。彼ら自身が気づいていないものを、上の世代が理解できるはずもなく、世代のギャップは完全に断裂状態になっているように見える。だが、それは良く解釈すれば、必ず時代はひっくり返る、ということだ。どんなに遅くても30年後、はやければ15年から20年で時代の空気は変わるだろう(こと日本に限って)。

今は荒唐無稽なことが、流行や文化が変わればごくごく当たり前のことになるものだ。

とある国では「眉毛がつながっていると美人」なのだそうだ。日本では芸人さんですら、そんなことはしない。

未来の文科省大臣は、指導要領改訂で瞑想の時間を小中学校で必修にするだろう。日本中の工場や会社の労働環境改善の一貫で、瞑想室の設置に補助金が交付される。ハローワークでは瞑想の教師になれる就労支援トレーニングがダントツの人気になる。婦人文化教室では、瞑想して植物とコミケーションする講座が人気だ。なんて話をしても、今は眉毛がつながっているのが美しい以上に違和感だろうな…。だが、これはもはや定められた未来にすぎず、いかにスムーズに痛みを伴わずに脱皮、成長していくかなのだが…。すでに若い世代の人達の意識のなかには、ある方向に向かって必ずそうするのだ、という決心が完全にそなわっている。だから、未来は必ず変わる流れがもう完全に出来上がっている。子育て中の親御さんにはピンとくるものを感じる人も多いと思う。今の子供たちは、私達の世代とは魂の種が根底から違うのではないか、というほど価値観が違う。私達はもっと心や精神をクリアにして、あるがままの現実と必ずやってくる未来を受け入れる準備をしっかりと整えていくスタートをきっていくべきではないか。

瞑想は強制されてすべきなく、またすすめられてするものでもない。だから取り組みたいと思う自然な感覚を育てることが大事だ。食事の指導も、栄養成分で無理やり制限しても、誰も喜ばない。必要だからと押し付けて人を根底から変えることはけしてできない。その人にとって瞑想が喜びにつながる、希望につながる、という体験をさせることがなによりも大切だ。私はそのことを毎日、真剣に考えながら瞑想の指導をしている。だから毎回カリキュラムが変化する。同じということがない。そのかわり準備はものすごく大変だ。同じ教材を使い回せないのだから効率も悪く、時間がいくらあっても十分ではない。でも受け取る人が糧にできなければ教える意味もないのだから、とことん納得できるセミナーをこころがける。

いったん、コツがわかり、喜びを味わえれば瞑想することは呼吸すること以上にあたりまえに日常に取り入れることができる。歯磨きと同じレベルで無意識に実践できるまでになる。だが、歯磨きですら日本人は十分にできていないようだ(北欧に比べると80歳で20本、自前の歯を持っている比率はかなり低い)。自分の歯で噛める喜びはなににも代えがたい。いずれ、自分にとって最適な瞑想のスタイルを持って80歳を迎えることができる比率が世界で日本がナンバーワンだ、と言われるようになればいい。そんな大和国がよみがえればいいな。

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