雑感:著作権で思うこと

著作権といえば、過去につくったほとんどの曲の著作権を自分で所有していない立場です。会社に在籍していながら作曲をしていたのと、ゲーム音楽というのは音楽の世界でも特殊。ゲーム音楽の黎明期から関わっていますが、当初はJASRACでも扱いが決まっていなくて、何度か問い合わせたことがあるんですが、先方もゲーム屋さんがなんで問い合わせてくるの?的な対応だった。

最後の作曲の仕事はCD化されたのですが、そのあたりの著作権だけなぜか個人名義になっていたのを後で知りました。多分、手続き上のミスではないかと思います(笑)。そのせいか公の場でコンサートなどをやるとJASRACから手続きするように、と書類が届いてしまいます。

ちなみに音楽の著作権というのは、わりと売買されてしまうもので。JASRACに登録されている著作権の所有者が、実際の作曲者と一致することって、どれほどあるのだろう。それにJASRACからお金を受け取って暮らしていける人って、ほんの一握りで多くの音楽家にはあまりご縁がないではないか。そもそも作曲家だけが音楽家ではないですしね。

作曲家もさまざまなスタイルの作り方をしている。

そういえば昨年末の紅白でもダブルキャストで演じられた「◯◯のメモリー」という昨年のヒット曲。そもそも朝ドラというものを見たことがないので紅白で初めてじっくりと聴きました。こんなヒット曲が昔あったかな〜と、なんとなく懐かしい気分に浸っていました(つまり、懐メロだと思い込んで聴いていました)。皆さんはご存知なのでしょうが、その曲は朝ドラの為に作られた新曲だったんですね。今日まで気づいていませんでした。すっかりダマされた、というわけです。たしかに、よく考えればわかることですよね。それにしてもよくできている…。あの曲は、ドラマの音楽担当をしていた大友さんという方と、何人かの人達で共同で作曲されたものなんだそうです。そういう音楽の生まれ方も楽しそうで、素敵ですよね。

つらつらとそんなことを考えていたら久しぶりになにか作曲してみたくなってきた…。面白い依頼、ないかなぁ。1小節だけ参加するのも楽しいかもね。サビだけ考えるとか、そういうのも楽しいし。

※「◯◯のメモリー」の一小節だけ作った方の著作権はどうなっているのかなぁ。と余計なことがちょっと気になるのでした。

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