文月十五日:恩人の為に冥福を祈ったこと

数日前、急に誰かの冥福を祈りたくなって読経していました。こういうことが日常茶飯事なのですが今回は特別でした。翌日、新聞のお悔やみ欄で、若い頃とてもお世話になった方の訃報を発見してしまいました。とても律儀な方だったので、わざわざご挨拶に来ていただいたのかもしれません。何にもお返しができなかったことが悔やまれます。甘えさせていただいたし、胸を貸していただいた方だった。闘病されていたことすら知らなかった。まだお若かったのに、とても残念です。

人の命は尊い。そして重い。
ありがたいご縁であればあるほど今生でもうお会いできないことを受け入れるまで年月がかかるもの。

でもね、私たちは何かを失うから、そこから大きな学びを受け取れるんです。
そして命は必ず天にお返しをしなければいけないもの。いつかその日がくる。誰もその宿命から逃れられない。

お互いに一生は一つだけ。一つと一つのご縁も一つだけ。みんな、たった一つのかけがえのないご縁で結ばれています。結ばれることもありがたく、絆が失われることもまた尊いのです。

失われた絆に感謝して、どんなにありがたいご縁だったかをしっかり受け止めることができたら、天国での再会もきっと嬉しくありがたいものになるでしょう。

さて、わが命ある限り一つ一つのご縁をありがたくいただき続けることにいたします。
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