子供にあたってしまう時

by hikarinosalon ‾ 9月 9th, 2011. Filed under: 子育て.

小さい子供をもつお母さんから、よくいただくご相談が「いらいらして、子供にあたってしまう」というものです。

それが、単に一時的なものである場合、2つの原因が考えられます。ひとつは親御さんがストレスでまいっている場合です。その場合は子供のことを案じるのではなく、自分のことをまず案じてほしいのです。人の親になると、なかなか自分のことを優先して考えられなくなりますが、あまりにも自分のことが後手になると、心がついてこなくなるんです。ですから、ちょっと気持ちを休めたり、誰かに相談したり、マッサージをしてもらったり、ちょっとした工夫で随分楽になるもの。自分がまず楽にならないと、子供に優しく接することもできなくなってしまいます。

一方で、もうひとつ考えられることは、家庭そのもの、地域全体、お子さんの周辺などでなんらかの変動があった場合です。その場合は一時的なものというよりは、そういう頻度がなんとなく増えてきた、という状況になりやすいのです。外部から家運に悪い影響があって、親子関係が歪んできてしまっていると考えられるのです。親御さんにも、お子さんにも落ち度がなくても、うまくいかなくなることはあり得ます。そういう場合は、最近、生活になにか変化がなかったを考えてみてください。近所での異変なども、心当たりを探してみます。ご実家や、ご親戚、あるいは家人の仕事場での出来事なども確認してみます。事故や災害があった場合なども一応、注意します。冷静に状況を見つめて、心構えをしっかり保って日々をやり過ごしていると自然に通り過ぎていくことも多いものです。

原因がいずれにせよ親御さんが一番、心配なさるのは子供の心に負担にならなかったか、大人になって心のキズになって残りはしないか、といったことです。ちょっとした感情の噴出は人間なら誰にでもあるもの。子供の心はとても柔軟で、嫌なことはすぐ忘れてくれます。うっかり、あたってしまったとしても、ちゃんとフォローができていればまず大丈夫です。ただ、それが慢性化してしまったり、フォローすることも難しい状況になってしまうと少し心配です。そうなる前に、誰かの力を借りられるなら、相談してみるのもいいでしょう。

子育てをする親御さんも人の子ですから、完全な人はいません。不完全だからこそ、生きる意味があります。不完全な人間が不完全な子供を育てるのですから、子育てはすべからく不完全なものにしかなりません。大切なことは、親も子も、それぞれが「家庭」の枠のなかで、自分を磨く為に親子の関係性と向き合って成長します。お互いに魂は対等なのですから、支えあったり、対立したり、時に傷つけあったりしても尚、「魂が磨かれていく発展や向上」があれば、どんな家族の形でも素晴らしい生き方なのです。

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