苦手な人との付き合い

by hikarinosalon ‾ 6月 14th, 2011. Filed under: 対人関係.

人との付き合いのなかで「苦手なタイプ」の人と一緒に働いたり、共に行動しなければならない。そんな場面では誰しもが憂鬱な気分になるもの。同僚や同年代の関係など、お互いの力関係が均等であればそうでもないかもしれませんが、上司だったり目上の先輩であれば避けようもありません。自分に選択肢がない、追い詰められた状況で、しかも苦手な相手。これはなかなか辛い場面です。

そんな時は、とてもじゃないけれど「相手の立場になって考える」ということができなくなります。人はなぜか「防御」モードになると、もう自分をいかに守り抜くか、そして必要とあらばいかに応戦して自分の陣地を守るかしか考えられなくなります。目上の人の立場になって考えることほど難しいことはありません。

しかし、そこで少しでも「こんな自分と向きあう相手だって、少しぐらい緊張しているのかもしれない」と考え及ぶならば意識も変えやすくなります。先手必勝、いい意味で空気を和やかなものにできれば、お互いに対立ではなく、調和のなかでなにか共通の意識を見出そうと思えるかもしれません。

私のけして短くない会社員時代を振り返ると、今なら「自分のような若造がいかに上の立場からすれば、扱いにくかったか」がわかります。何を考えているかわからない、要求がはっきりしない、平均して覇気がない、愛想が悪い、あらゆる話題に乗ってこない…。こんな性格の部下をもったら上司は本当に困るでしょうね(苦笑)。

当時の自分は、非常に孤立感があり、神経質で内向的で世間知らずでしたから、同僚とはまだしも、上司とはどう付き合っていいか皆目検討がつきませんでした。あの頃はお酒の席も多かったのですが、どんなお酒も楽しめなくて、どちらかといえば苦痛を感じることも多かった。特に綺麗なお姉さんのいるお店などは、逃げて帰りたかったですね。今思えば、もう二度とかえってこないバブルという幻想の時代でした…。

さてさて、苦手な人とのお付き合い。どうすればいいのか。
ひとつの対応策ですが、相手だって人間なのだから、こちらが緊張したり、神経質になっていれば、相手も同じぐらい気を使ったり、困惑してしまうだろう、と考えてみて欲しいのです。とにかく、人間関係は先手必勝。自分から相手に対して、なにかサポートする工夫をしてみるのです。自分なりに、なにか力を貸してあげる。仕事や能力的に特になにもまだ身に付けていないのであれば、のど飴とか、予備のハンカチやティッシュをいつでも出せるようにしておくとか。もし携帯の検索が得意なら、必要な場面で情報をさっと調べてあげるとか。自分からなにかサポートすることをかってでてみて欲しいのです。もちろん、挨拶も肝心です。最初の印象で自分が敵意を持っていないこと、リラックスしていることを伝えられれば、相手も神経質にならず、けしてネガティブな印象をもたれることもないでしょう。コミニュケーションが少しずつ深まれば、あまり得意なタイプでなくても、それなりに美点を持っている人であることに気づくこともできるはずです。どんな人だって、長所はあるのです。そこをみつけたら吸収する努力をしましょう。相手に「見習う」ことができれば、そこから感謝の気持ちも生まれやすくなります。表面的な感謝を表現するだけでは、言葉や態度が上滑りして、かえって相手に不信感を与える怖れもあります。必要以上にへりくだったり、ありがとうございますを連発するのはいけません。人間関係は植物の生育と同じで、まず種を蒔き、自然に芽が出て生育していく時の流れをゆるりと待つ、ゆとりを持つことが大事です。けして収穫を急がない。ゆとりある付き合いをこころがけましょう。

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