日々おもうこと:悲しみと向き合う

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沖縄ソングとしてしられている「島唄」という曲の歌詞が、とても悲しいストーリーであることは多くの人が知るところ。おいつめられ、自決するしかなかった人達の悲惨な出来事が語られている。

沖縄を訪れた時、いたるところに残されている悲しい記憶のエネルギーに圧倒され、とても苦しくて辛かった。それでも慰霊の為の曲をしっかり弾いてくることができた。そういえば、そのコンサートの録音がどこかにあるのだけれど、一度も聴き返したことがない。やれるだけのことはやり尽くしたと思ったので。もうそこに戻る必要はないから。

日々、悲しい出来事がたくさん起きる。遠い国で。そして時に、自分のすぐ身近で。

悲しい出来事が起きるのは必定なのであって、避けようもない。生きているものは必ず死ぬ宿命なのであって、その終わり方がどうであれ、やはり悲しいものは悲しい。それが本来の寿命ではなく、避けられたかもしれない災いであればなおさら悲しみはつのる。

悲しみを避けることはできない。けれど、それを受け止める工夫をすることはできる。

道はたったひとつ。そこから目をそむけないこと。やってくる悲しみの波に身を委ねること。その波に何度も何度も身も心も洗われ、ゆさぶられる。なすがままにしてやりすごす。

やがて、その波は鎮まり、悲しみは大地へと流れ去っていくだろう。