文月四日の雑記:夏もそろそろ過ぎていく日(たまにはIT関係の雑談)

雑記は、時系列で、その日のタイミングで感じたことや、さほど重要ではないことを書きなぐっている感じです。もっとも、自分にとってはさほど重要ではなくても、どこかで誰かのために何か参考になればいいな、との思いをこめています。実に不定期更新で、気まぐれですがどうか気長におつきあいください。

私はブログという名前が世間に知れ渡るずっと前から「それらしきもの」を書いてました。インターネット黎明期の経緯も詳しく知っているし、常にどっぷり浸ってきています。が、ずっと前からあるように思うけれど、実はとっても新しいメディアです。スマホだって、すっかり定着しているけれど10年前にはスマホという言葉も当然なく、画面を触って操作するなんて一部のマニアしか飛びつかなかったんですから。

でも人は便利を体験すると、そこから先、もう手放せなくなります。

そして、その便利さの根幹にインターネットがあります。全てこのインフラありき、その上で世界は大きく動いて変化しているわけです。お金というものが使われるようになって経済が発展したわけですが、今となってはお金が存在しない時代のことを誰も意識しません。インターネットも「ネット」と略されるようになり、検索も誰でもできるようになった。そのこと自体がすでに「革命的」なのですが。誰も革命だとは思っていないところが時代の流れというものなのでしょう。

私は「ネット」は最終的には不要になると思っていて、早くそうならないかなぁと期待しています(次元上昇すればいらなくなるから)。ただ、一度はネットが地球上の全てを結びつける段階に到達するのも必至なので、今はそこに至ることと、更に時代が成熟することを見守っている感じでしょうか。

ネットが普及するのをずっとずっと心待ちにして生きてきました。そして、しっかり定着したところで、使いこなすのは容易ではないなぁと改めて痛感。まだまだネットを使うことに人類は慣れていない。便利だから依存してしまう。そして振り回される。

今日もかなりネットが遅くなっていました。「遅い」ことの意味をピンとこない方は、いつもスムーズみられる動画がすぐ見れない」とか、メールの返信が遅いとか、サイトの表示が遅いとか、そんな感じです。待たされるとそこで立ち止まってしまう。そんなこともあるさ、と受け流せなくなっているんです。

スマホを手にうつむいて歩いている人もいて、結構危ないです。交差点の途中で立ち止まりそうになっている歩行者もいます。ネットが止まって、そこで立ち止まって事故に合わないように注意していただきたいです。

ネットは遅くなることもあるし、止まることもある。そもそも停電で充電できなくなったらネットに繋げられない。パソコンやスマホは故障することもあるし、紛失するリスクだってある。

便利すぎるから、使えなくなった時のリスクを考えないで、どんどん使いこんでいく。もし消失したらどんなに大変か、想定しきれない。

以前、遺品のスマホに保存されている写真を見れないかという相談を受けたことがあります。今、誰でもそれなりにスマホで写真を撮ったりしますから多分何か残っているだろうと思われましたが、残念ながら本人が亡くなってしまうとスマホの中を見るのはとても難しいんです。

今時、誰もフィルムカメラを使わないから、昔みたいに遺品整理で大量の写真とネガと格闘する必要もなくなってしまった。でも、万が一の時、大切な思い出を遺族の手元に残せないかもしれない。

この10年、時代は大きく変わりました。でも、こんなものじゃない。まだまだこれから劇的にどんどん変わっていくでしょう。良くなっていくものもたくさんあるはず。でも、ますます不慣れで振り回される人も増えるかもしれませんね。

時代の変化がとても早いけれど、新しい技術を使いこなせなくてもいいから、少しずつ慣れるのが一番じゃないかなと、個人的には思っています。

さて、秋は恒例のiPhoneの新機種発表があります。また更に進化するらしいです。技術の進化は止まらない。
image
ちなみに、私は当然ながら10年間iPhoneを使い続けています(笑)。で、落としたり、壊れたりしたら、どうするか。どうもしません。無くしても、壊れても、別に困らないように使っているので。もちろん一時的には不自由するかもしれませんが、もともと携帯電話はほとんど必要としない生活ですし、スマホは万が一の時でも困らないように心がけているので大丈夫です。

とは言ってもね、もし無くしたら必死に探しますが(笑)。

皐月四日の雑記:Pythonが書ければとりあえず生きてはいける

森のグリーンと、空のブルーの対比がとても美しい季節。
北海道はこの時期がとても過ごしやすくていいですね。
サロンは日中は、鳥のさえずりがよく聴こえて、ヒーリング中は森林浴をしているような空気で満ちています。ヒーリングしているほうも心地よくなってしまいます・・・。いえ、けして居眠りはいたしません(笑)

以下、ITのコラムです。ちょっとだけ専門的。

Pythonという言語があります。とても馴染むので、ちょっとだけ仕事で使っています。(Webサイトのデータをバックアップする時に手順をちょっと自動化したのです)
これでも20代前半、昼夜をとわずほとんどプログラミングをしていましたので。ちょっとぐらいならコードを書くこともできます。ほんの少しのスキルがあれば作業をものすごく効率化できる。コンピューターは指示さえ与えれば疲れず間違えず愚痴もこぼさず淡々と作業をこなします。

日本のコンピューターの普及率をみると、スマホやタブレットほど浸透していないというデータがあります。家庭でもそうですし学校でも同様。学校でネットに接続されているコンピューターを使える環境は更に比率が低くなります。プログラミングを学ぶ環境は、やはりスマホやタブレットではなくコンピューター(しかもネットに接続されている)のほうが向いています。環境が整っていないということは、学生(できれば高校まで)のうちになんらかの言語を習得できる機会が少ないといえます。

コンピューターを自由に使いこなせるスキルはできるだけ早い時期に身につけさせたい。キー入力をブラインドタッチでできることもそうですし、インターネットから情報を引き出せたり、さまざまなデータをダウンロードしてきたり、SNSで情報交換ができたり。あとは最低限、英語の資料も読みこなせる能力も高めたい。

ネット環境とコンピューターがあればPythonはすぐ学ぶことができます。
この記事でも言及している日本のコンピューターの普及率のグラフを書くぐらいなら、中学生が夏休みの自由研究でゼロから取り組んでも数日で完成できるでしょう。
Pythonでネットにある無限のデータをダウンロードしてグラフ化できるスキルがあれば、どの企業のどの部署でも仕事をこなせる。もしかしたら肩書ばかりの管理職より初年度からレベルの高い仕事ができるかもしれない。発達しょうがいを持っている子達は、目的が明確であれば集中力を発揮できることがあり、プログラミングが向いているかもしれない。

実際、コンピューターの環境が整っている比率が抜群に高い英国では、一般企業で発達しょうがいを持つ人を積極的に雇用している。日本はなかなか追いつけないかもしれない。

若い子には、ネットに自由に接続できるコンピューターに自由に触れるように環境を整えてあげて欲しい。若いうちにしか身につけられないスキルもある。専門学校や大学に進んでからではちょっと遅いぐらい。まして就職してから研修を受けて、というのではあまりにも遅すぎると思う。

Pythonが書ければとりあえずこれからの時代、食べていけるだけの仕事にありつけるだろう。

※Python=パイソンと読みます。コンピューター言語のひとつ。たくさんある言語のなかで、もっともデータ処理の分野で活用しやすい。一般的な事務処理、統計処理に活用するとすべての仕組みが効率化できるといっても過言ではないほど応用範囲が広い、とても柔軟な言語です。(無数のライブラリを統合できる仕組みも素晴らしい。)

image