「ソウルズ」

角川文庫からでているランディさんの短編集。ちょっとした時間に読めて、それでいてすごくスピリチュアルな物語だ。ひとつのストーリーに実在の人物がでてくる。僕もその方をよく知っていて、カムイノミ(アイヌ民族の伝統儀式)ではよくみかけた。短編小説なのだからフィクションのはずなのだが、リアルな要素があると現実なのか架空なのかよくわからなくなる。読んでいてなんとも不思議な感覚に包まれる。フィクションなんだけれど、そういうことはよくあるんだよな…とうなずいてしまう。シャーマン稼業は大変なんだよね。どう大変なのかはこの文庫に収録されている「心霊写真」という短編をぜひお読みになってみてください。

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「希望を捨てる勇気」

今日は終日、レイキのレッスン。さて、仕事はこれから…。今日中になにを片づけなくちゃいけないのかな、ふと考えると20項目は思い浮かぶ。で、いったい何項目かたづくのかといえばせいぜい2〜3だ。ため息をつく暇もない。勉強もしなくちゃいけないし、本も読まなくちゃ。

今日は池田信夫氏の新刊「希望を捨てる勇気」が届いた。前書きと目次だけは目を通したが…。もうすぐ読んでいない本の高さがiMacのディスプレイを越えてしまいそうだ。

巻頭で「ワーキンプアの所得が200万円でも中国の平均賃金の5倍なのに自殺者数は世界第8位でG7諸国ではもっとも高い。その背景にあるのは所得水準ではなく、将来への希望が失われた先行き不安ではないか」と著者は訴えている。これからの日本はどうなるのか。元ジャーナリストという肩書きをもつ経済学者の視点を参考に考えてみたい。

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パピヨン

「パピヨン」は昨年暮れに出版された田口ランディさんの作品だ。この本を単なるノンフィクションとくくるのは実にこっけいに思える。ジャンルなど関係なく、これこそ現代のリアルな般若心経でありシルバーバーチの霊言であり死者の書ではなかろうか。

冒頭、2006年の5月のチベットでの瞑想体験からはじまる。そして2008年はじめに父親を看取るまでの日々とエリザベス・キューブラー・ロスの生涯を追いかける内容である。かなりのページを日々、看護に追われる日常の記述にさかれている。実はこの期間のランディさんの日常をほぼリアルタイムで把握している。だが、ほとんどコンタクトもとらず、彼女が北海道に仕事でくることがあっても会う機会もなかった。パピヨンが無事に出版され、PVが制作された時になってやっとおずおずと連絡をとったのだった。なにかに導かれるようにしてこのPVは完成した。自分の音楽がまさかこういう形で世に出ることになろうとは、考えてもみなかった。

以前もブログに書いたのだけれど、このPVに使われている曲は公開も販売もしてない。今となってはどういうきっかけで、なんの為に作ったのかもよく覚えていない。自分は媒体なので、こういう音楽が結局のところいったいなんの為に、どういう目的で存在するのか、どうして自分を通じてこうして音楽として世にでていくのか、さっぱりわからない。それはひとつには、ほとんど感想というものをいただくことがないからなのだ。なんのリアクションもない。だから、自分がなにをしているのかよくわからない感じだ。

コンサートでピアノを弾いても、手をおいた瞬間は静寂である。曲を弾き終えた瞬間に拍手が鳴ることはないし、自分の音楽には
拍手はそぐわないようにも思う。はたしてこれは「音楽」というものなのか、ということですら曖昧でわからなくなる。なぜなら、演奏している時、自分は自分ではないからである。こんなことを書くとトランス状態なのか?お告げでもやってくるのか?指がかってに動くのか?と不思議がられるかもしれない。簡単に説明ができれば苦労はしないのだが、演奏中の意識状態がどういうものなのか、そう簡単に言葉にできるものではない。たしかなのは「これは自分の音楽ではない」ということだけだ。なにかに弾かされている。だが、なにが、なんの為に自分のような者にこの音楽を弾かせるのかは、わからない。

ランディさんがチベットで瞑想をしていた時に、自分もひょっとしたら瞑想をしていたかもしれないし、夢のなかにいたかもしれない。実際、彼女があとがきを書いた2008年の9月6日には、自分のブログでも夢でみたビジョンについての記事を書いていた。違う世界で違う人生を生きているはずなのに、意図せず出会い、シンクロし、一緒にひとつのPVという形でものづくりをしている。

ものごとはすべてがシンクロしており、調和にむかっていくように思える。この本をよんで魂の真実にふれることができるとすれば、それもまた必然なのだろう。

そういえばこの「光の大河」をつくるきっかけになったのは、田口ランディという人そのものだった、ということはかすかに覚えている。あの時、なにかを感じ、それを伝えたくて録音したのだと思う。ひょっとしたら聴いてもらったのはランディさんだけだったのかもしれない。でも、もうすぐこの曲は世にでるような気がするのだ…。生みの親のエゴならば妄想で終わるだろうから、その時は笑ってほしい。続きの音もある。広大な宇宙のむこうに…。それが聴こえるこの耳は、神様のきまぐれなのか、壮大な計画の一部なのか。答えは神様だけが知っているのだろうな。

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久しぶりに

ランディさんの日記をよんでいる。2001年に発売された日記だ。そもそも日記が出版される人なんて、明治の文豪でもないのに珍しいのではないか。’99年(前世紀!)のとある日記にドナルド・ウォルシュとの対談のことが書いてある。ランディさんがインタビュアーだとはまったく気づかないで、この対談を読んだ。ずっと後になってそのインタビュアーがランディさんだったと気づいて、ずいぶん幅広く活躍しているのだなと感心したものだった。「神との対話」もずいぶん前の本になるが、今ではもう誰の記憶にも残っていないのではないか。どうしてあの本が売れたのかな。世紀末ということもあるのかもしれない。まだ江原さんも世に出ていなかった当時、日本人のなかにスピリチュアルな世界に対する渇望がすこしずつ芽ばえていたのかもしれない。

尚、このランディさんの日記はすでに絶版になっている。(タイトルは「ぐるぐる日記」)

生きなおすのにもってこいの日

ランディさんの新刊、生きなおすのにもってこいの日をよみはじめた。

どれも簡単に読み流せる内容ではない。冒頭は無差別殺人事件。2ページ目でちょっと頭痛がしてきた。このペースでは読み終えるまで何年かかるのか?(笑) 戦争や犯罪ものは得意なジャンルだった。なぜか免疫があって多少のことではへこたれない。と自分では思っていた。最近はとうとう歳のせいなのか、さすがに凶悪犯罪ものは遠ざけるようになってきた。少し前にどうしても気になる殺人事件に関するドキュメント本があって読んでみたのだが、そろそろ一区切りをつけたい時期なのかもしれない。

実に個人的な事だが。自分の魂の系譜において殺したり、殺されたり、ということは身近にたくさん起こったようだ。人間同士が憎みあい、殺し合うことをけして許容はできないが「起こるべくして起こる」こととして心が最初から受け入れている。自分の魂がなにを知っているのか、なにを体験してきたのか。そのことを知る為に今、世の中で起きていることを通じて自分の心の表情をじっと見つめてみることで、自分の真実の姿が浮き彫りにされていくのだと思う。でも、本当に犯罪ものはたくさん読んだな…。もうそろそろ卒業しよう。この本が最後かな。

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山川さんとの思い出

山川紘矢さんの「輪廻転生を信じると人生が変わる」を紹介したが、内容については読んでみてのお楽しみ。ということで、ちょっと山川さんの思い出話など。

僕がスピリチュアルな世界で活動を本格的にはじめたのはまだゲーム制作の会社に所属していた’96年頃から。自分のなかで転機がおとずれて演奏活動をはじめた。翌年にはCDを自主製作して販売もするようになった。翌年に2枚目のCDを制作するまでのほんの2年ぐらいの間にたくさんの人と出会い、縁ができていった。山川さんにもCDを送ったところ、とても気に入っていただいてずいぶん励ましていただいたものだった。この本のなかでも紹介されているがアイリーン・キャディの「心の扉をひらく」も山川さんからいただいて、いまだに大切にしている本のひとつだ。そんなやりとりのなかでスピリットダンスのCDに楽曲を提供することになった。CD制作は初めてだというので楽曲制作以外にもできる範囲でお手伝いをさせていただいた。

山川さんにとってもシャーリーマクレーンの本との出会いは運命的だったようだ。そのいきさつはこの本に詳しい。他にも多くの名著を山川さんは翻訳している。ご自身のおすすめという形で本の末尾にもリストがのっている。どれも自分にはとても馴染み深い。つまりどれもかなり真剣に読んだ本なのだった。自分に必要だった情報を山川さんが見つけて翻訳して届けてくれていた。英語圏にしかなかった文献を言語圏的にはとても小さなエリアである日本に努力してもたらしてくださった唯一の翻訳家。おかげでどれだけ私たちの気づきは加速したかしれない。

山川さんいわく、これは精霊たちのおおいなる計画なのだ、ということになるのだろう。だが僕はそうは思わない。山川さんが翻訳した多くの本達は、山川紘矢さんという人の愛の結晶なのだ。

僕は紘矢さんにも、そして奥さんの亜希子さんにもいつも暖かいメッセージをいただいた。二人の存在がなければ今の自分はここまでがんばれなかったかもしれない。初めて聖霊からのメッセージを感じ取って「音霊(おとだま)」※を録音し、亜希子さんに聴いていただいたのだが、とても褒めていただけた。ちゃんとわかってくれる人がいる、と信じられた一瞬だった。

また、多くの人にとって謎のキーワードであるアセンションについてもひとつの答えが明示されているので、興味のある方やスピリチュアルな世界の概要がいまだ不明瞭な方にとっては入門編として最適の書だと思う。

名著「アウト・オン・ア・リム」はこれからの人にはかえって難しいのではないかという気がします。ただチャネラーが登場しますので、いったいどういう存在なのか興味がある方には情報としては有益かもしれません。

尚、山川さんは自動書記で精霊と交信するのですがそれがどうして起こったのか、どうやって行うのかについても(山川さんもここまで詳しいことは初めて公表したのだと思いますが)本のなかで具体的に書かれています。

紘矢さん、亜希子さん、大変な人生を生きぬいてくださってありがとう。これからは私たちの時代です。どうぞ見守ってください。あなた達のおかげでとてもやりやすくなりました。

※その時の「音霊」は「Hikarino-ko」というタイトルで限定販売した(現在、販売は中止しています)。