生きていますか

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生きていますか

今を生きていますか

今、感じていますか

世界はつながっていることを

生きていますか

愛を感じていますか

愛されていることを

あなたと、あの人は結ばれていることを

生きていますか

命を育んでいますか

生かされている命を

あなたと宇宙はつながっている

生きていますか

息を吸っていますか

そして、闇を吐き出していますか

愛を吸っていますか

そして、光を浴びていますか

あなたと、あの人はつながっている
あなたと宇宙はつながっている

あなたと、あなたのうちなる光は

ひとつ。

無という怖れ

国家権力と断絶し、人生のすべてをかけても人の命を守ろうとする行動をとる人がいる。その情熱は「何かを信じているから」ではないだろうか。

いったい何を信じれば、そこまで強い行動がとれるのか。

私たちの信じる力はどこからくるのか。

私はいつも私に問いかけている。

私に力がないのはなぜなのか。

なぜ私はこんなにも無力なのか。

なぜこの世には間違った行いがはびこり、弱い者や守られるべき者が犠牲にならねばならないのか。

誤りが正されるために神の裁きがあるのなら、それは今すぐに行われるべきではないのか。

私は神に、宇宙に問いかけています。

こんなにも世の中、疑問だらけの時代はありません。

こんな時流の中でどこに信じるものを見出せばいいのでしょう。

命にかえてもいいと思えるほどの熱い生き方を可能にしてくれる機会があるのなら、それはどうすれば得られるのでしょう。

無力な私は、問いかけることしかできません。

それしかできません。答えのない問いかけです。

それがこの先、一生、続くのかもしれません。

人生は踏み絵のようだと思います。

隠れキリシタンの疑いをかけられた者は、聖母の絵を踏まねば処刑されます。

が、信仰を絶ち、絵を踏めば解放されます。

自分の魂より大切なものを踏みつけることができようはずもない。

できるはずのないものを強制するのが権力です。

しかし、権力は実は無力です。

形だけ踏んでも、心を折っても、魂が死んでしまっても、

それでも神の愛は消えないからです。

しかし、それを証明することができないのです。

証明できないものを伝えることはできません。

故に私は無でしかありません。

あなたたちは愛されているのに、それを伝えたくてもかなわないのです。

だから、私は問いかけ続けるしかありません。

なぜ、皆、盲目なのですか。

私には見えるのに、なぜ他の者には見えないのですか。

一体、私は何のためにこの世に遣わされたのですか。

その意味があるのなら、私に役目があるのなら、それを果たすべきは今ではないのですか。

今でないのならその時はくるのですか。

答えはありません。

このまま、無のまま終わる人生なのかもしれません。

あなたの涙は光の涙

人間はエゴが強い、執着がなくならない。

だから、苦しくなる。

大切だから、心配だから。

でもそれは言い訳。

本当は自分が可愛い。相手のためだからと言いながら、自分の思いやりを育てたいのが人間の本質。

いい人になりたい、温かい心を持っていると思われたい。

そんな見栄っ張りな意識がなくなることはない。

綺麗に見せようとすればするほど、裏地にこびりついた見栄、プライドが、がさつく。

でも、あまりに苦しくなると私たちはふと涙を流す。

もう無理と思った刹那あふれでるものがある。

エゴが浄められ、見栄もなにもない、人を思いやる美しい精神性が結晶した光のドロップ。

流れ落ちる涙が、あなたの人を慈しむ優しさ。そして、大切な人との絆。

涙を流すたび、あなたの中に慈しみが宿る。愛が膨らむ。

頭上のマリア様が微笑んでいる。
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涙かれるとき

なみだ

さびしい涙
うれしい涙
切ない涙
苦しい涙

わけもわからずあふれる涙
心から感謝があふれる涙

ひとりさびしく流す涙

大切な人を失った涙

怖くてどうしようもなくてしぼりだす涙

自分が誰だかわからなくて呆然とする涙

誰かの幸せの喜びをもらって涙する

誰かが元気になって安心して涙する

あたらしい命を授かって嬉しくて涙する

あたらしい始まりの清々しさに涙する

私が私であることの素晴らしさに涙する

けれど、

涙はいつか枯れる

どんなにあふれでて尽きないと思えても

その涙は必ずいつかは枯れるのです

この世には、本当の悲しみは存在しない
本当の喜びも存在しない

あるのはすべて虚しさ

虚しさにとらわれて、混乱して涙するのです

私たちは生きている意味を知らない
知らないから、こわくて泣けるのです

泣いても泣いても、虚しさは減らない

何も変わらない、ということに最後は気づいていく

涙は気づき

それが枯れた時、人は人でなくなるのでしょう
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いつかあなたと出会うその時まで

今はまだその機会に恵まれていなくとも、
いつかこんな人に出会い、ゆっくり語り合ってみたい
そう思える人がいますか

漠然としていてもかまわない

そんなことがいつかきっとあるだろう

そう思っているだけで、人生って少し明るくなるものですよ

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ポエム:72人への贈り物

これは単なるポエムです。

ーーー

私はある出来事で寿命を迎えることになった。
その間際に神様から「あと3日生きてよい」と自由な時間を与えられた。
ただし、私の延命には条件があった。それは「本当にやりたいことだけをやる」ことだった。

結局、私は「自分が本当にしたいことがわからなかった」ので、あと3日生きることを辞退した。

その代わり神様が与えてくださった3日間を、1時間ずつ72人の人に分けてあげてほしいとお願いすることにした。
私はもう十分生きたから、あと1時間の命があれば、大切な人にお別れを伝えることができる人たちに分けてあげてほしいと願ったのです。

神様は笑顔で「よろしい」と受け入れて下さった。

死に目に会えなかった人、最後意識のないまま亡くなっていく人、世界中のそんな人たちが、最後にあと1時間、お互いを理解しあったり感謝しあったりする時間を過ごすために私の命を分けてあげたかった。

私は今、天国にいて、私の残してきた最後の1時間を受け取ってくださった人たちと出会うことができた。

ある人はアフガン人だった。ある人は中国人だった。コロナで失職して絶望のあまり自死をしようとした人。難民生活で餓死していく人。ガンや難病で闘病の末に昏睡状態だった人。

皆、最後の瞬間、奇跡的に意識が戻って家族に別れを伝えることができたと喜んでくれた。

私は今、神様の素敵なプレゼントに本当に感謝している。

そして私の最後の命を1時間ずつ受け取ってくれた72人と、天国で穏やかに過ごしています。

2021年9月20日(月):ポエム「あなたと神様との約束」

これは単なるポエムです。 (深読みしすぎる方には、あまりお勧めしません。)

では、どうぞ・・・

ーーー
あなたと神様との約束。

私はある時、不意な出来事で寿命を迎えることになった。いよいよという直前に、神様とこんな約束をした。

ーあと3日生きられるようにしてあげます。3日間、自由に生きなさい。ただし「本当に自分がやりたいことだけ」をするように。

あと3日、自由なんだ。何をしてもいいんだ。
ぼんやりしてもいい、大切な人たちと過ごしてもいい。ショッピングしたり、ピクニックにいったり、手紙を書いたり、できるだけたくさんのことをしよう。

でも、ふと思った。

本当に自分がしたいことは、「本当の自分にしかわからない」ということに。今、自分がしたいと思ったことは、実は誰かのしていることをみて、うらやましかったり、憧れているだけなんじゃないか。本を読んだり、映画をみて主人公に傾倒しすぎているんじゃないか。だとしたら、自分は何をしたくて生まれてきたんだろうか。それがわからないままじゃ、納得のいく3日間を過ごせないじゃないか。

結局、自分のしたいことが思い浮かばなくなってしまった。でも「本当に自分がやりたいこと」を見つけないと、最後の3日を生きられない。



私はとうとう、自分のしたいことを見つけることはできなかった。
しかし、私は一つの選択をした。神様は納得して私の選択を受け入れてくれた。

自分でも、どうしてそうしようと思ったのか思い出せない。

が、天国にかえってきた今、自分の選んだ最後の生き方をまんざらでもないと思っている。

2021年9月19日(日):ポエム「道(みち)」

これは単なるポエムです。 (深読みしすぎる方には、あまりお勧めしません。)

では、どうぞ・・・

道(みち)

道はさほど、荒れてはいないようだ

それでもゆっくり、怖れながら一歩ずつ進んでいく

耳をそばだて、気配をうかがいながら、そっとそっと一歩ずつ

集中しすぎて、消耗して、一瞬、気がゆるむ

そして案の定、足を滑らせてしまう

手をついた

その瞬間に痛みがはしる

よりによって。
こんなところで。
こんなときに。

手当ての術が何もない時に限って、ケガをするものだ

やむを得ず、ここまできた道を急ぎ足で戻る

あんなにゆっくり、慎重に歩んできた道なのに

痛みのあまり、焦りを忘れ、足元もろくに見ないで、
駆け出している自分がいる。