長月六日:親子は魂でいえば同級生プロジェクトのようなもの

親子の関係性をたくさん拝見してきました。

ほとんどの場合でいえることは、親には親としての学びがあり、子には子としての学びがあるということです。

親との関係性も学びになりますし、子供の関係性からも学べるものがあります。両方ある方はとても忙しい人生になります。そのかわり充実します。

また親子の関係は運命的なものです。避けることができない、変えることが難しいものです。

親は子に厳しかったり、優しかったり、様々な形で愛情を与えます。子供はその愛情によって育ちます。

しかしながら、親子の関係は本当に千差万別。あまり仲良くない関係もたくさんある一方ですごくフレンドリーで和気あいあいとした関係性もあります。

北海道民の場合は、あまりこってりとした関係ではなく、あっさりめの関係が多いですね。このあたりは土地柄ということもいえます。

親子の関係で多くご相談いただくのは、やはり対立、不調和でしょう。
かみあわない、わかりあえない、といった悩みが本当に多いです。そのような場合、問題を解決するコツは、その親子関係で、大事な学びのポイントはどこにあるのかを見極めることなんです。

支えるべきところはしっかり支える、スルーしてよい場合は適当に受け流す、または距離をおいて見守る感じがよい場合もある。

いわばさじ加減です。こってりが最善の場合もあれば、超あっさりでよい場合もあります。適度な加減というものがあるのですが、これを間違えると、とても辛くて苦しい日々が続いてしまいます。

親子は、生まれもった宿命的な関係性です。とても重たいです。でも、ほどよい加減がわかると、メリハリが生まれます。そこから気持ちにゆとりが持てるようになり、穏やかな関係性にシフトしやすくなります。

宿命は変えにくいけれど、向きあい方の加減を知ることで、人生の波をうまく乗り越えられるようになりますよ。

親子の関係をたとえるなら、級友同士で取り組む夏休みの自由研究プロジェクトのようなものともいえるかもしれません。といっても一生続くのですから、現実にはとても長いプロジェクトですね。
https://farm2.staticflickr.com/1919/43471514620_c298363ba0_z.jpg

長月五日:子育て相談

お子さんの相談で多いのは進路。そして日々の対応。

子供は思わぬ意思表示をします。
直感でものを言い、行動しますから、大人はその意図を汲み取りきれず戸惑います。普通は、常識という枠をはめこんで制限してしまいます。

でも、その制限が最善ではないとしたら?

そういうことがままあるものなのです。

子供の意思表示は、実は深い潜在的なものが表出した場合が多く、そこに将来性が暗示されています。その芽を摘まないよう大切に育ててあげられたら、魅力的な大人に成長することでしょう。

私のサロンでは、お子さんの運勢、生まれ持った資質を見極めて、これからどういう流れで変化成長をとげるのか、誰でもわかりやすくご説明をします。必要なら言葉だけではなく図を描いてあげたりもしています。視覚でみえると情報は格段に受け取りやすいです。

日々、どう対処したらよいか。これからの数年の流れがどうなるか。必要な情報を受け取りやすいサイズに落とし込んで、しっかりお渡ししています。

お母様がいらっしゃる場合、お父様がいらっしゃる場合、様々です。
ご夫婦でいらっしゃる方もいます。

ただ、お子さんはお連れにならないようにしてください。その必要がないのと、ご相談者様が集中する為には、そのほうがベターなのです。

遠方の方はお電話でも対応できます(お電話の対応は一度でもお会いしたことがある方に限ります)。
https://farm2.staticflickr.com/1920/45279508221_636bc5e6b6_z.jpg

怒られなかった思春期の頃の思い出

結局、父には怒られなかった。

今となってはお恥ずかしい限り、なのだけれど、思春期の頃、ちょっと問題行動を起こしたことがありました。担任の先生が深夜に自宅に駆けつけるような事態に。
当然、翌日は教官室に呼ばれてお目玉。それから学校では、しばらくしっかり監視されていた気がします。

が、父はなにも言わなかった。

どう反省したらいいのか、自分の失態とどう向き合って対処していけばいいのか、少年(当時の私)の気持ちはかなり揺れました。

結局、この一件は自分ですべて背負うよりなかった。もともと会話の少ない親子ではありましたが、更にみえない壁ができてしまいました。

自分が主体的にしたことではなく、友人の行動に巻き込まれた結果の問題行動だったので、おおめにみてくれたのでしょう。

叱責されないことでひとり重荷を背負う苦しみもあります。父がしっかりとがめてくれれば、だいぶ楽になれたことでしょう。

もし、今、あの当時の自分のような少年が目の前にいたら、がつんと言います。どれほど家族や先生が心配し、苦しんでいるかをリアルに伝えます。そして、愚かなことは二度と繰り返さないように諭します。

思春期の頃は友人や仲間を思うあまり、大人の気持ちがくみとれない。そんな体験を多くの人がしてきたはず。でも、いざ、自分が親の立場になってみると、どうしていいかわからなくなるものですね。
https://farm2.staticflickr.com/1769/42548763344_2a8bc66034_z.jpg

いじめ問題

いじめの問題は本人にとっても、ご両親にとっても難しいテーマです。

もうだいぶ昔のことになりましたが教育大学に在学中、母校の中学校に実習に出向きました。自分が将来、教壇に立っているイメージを全く持てないことに気づき、そこに進路はないと決心。退路を立って、大学を去り、心機一転して社会に出ました。そこから破天荒な人生がスタートしました。

ただ、今になってはっきり気づくことがあって、それはあの頃から教育現場の問題に対して、自分なりの向き合い方を確立したいという願いは変わっていないということ。

本当に苦しんでいる本人をしっかり支え、守りたい。

その願いは変わっていない。

そして、今はしっかり支え、守っていく術をお伝えできるようになりました。

遠い将来にわたってぶれない、傷つかない心を磨く方法をお伝えしています。お母さんを通して子どもたちの未来を守っていきます。
https://farm1.staticflickr.com/915/41292773730_87d65b1da4_z.jpg

子供たちと仲良くなるコツは

年度も変わって、新一年生のお母さんになった方もいるようです。
毎日、表情が変化していく我が子を見守りながらハラハラしていることでしょう。

子育ての渦中のお母さんはとても忙しい。それでも合間をみてセッションを受けにきてくださったり、どうしても時間が取れない時はお電話でご相談をいただいたりしています。

子育ての悩みにお答えする時、まず最初に読み取っていくのは、お子さんの心の中です。本当はどう思っているのか、何を感じたり考えたりしているのか。そしてお母さんに何を求めているのか。潜在意識をじっと感じ取って、お子さんからのメッセージをお伝えします。これでほとんど問題は解決してしまいます。

成人するまでの心構えのようなものをお伝えする時は、お子さんの魂が生まれ持ってきた個性を読みっていきます。子供時代は魂にとってはまだ殻を着ていて、本当の自分を形にしていない状態です。成長するにつれて少しずつ魂が持って生まれてきた個性が見えてきます。お母さんも知らない、その子の本当の姿です。社会に飛び出したら親子の関係より、人と人としての関係になっていきます。子育てはすごく短いのです。

私たちも、いつの間にか大人になって自立したように。魂は子供でいるために生まれてくるわけではなく、社会に飛びだして自立していく目的を持っています。

しっかり受けとめてあげられるか、しっかり守ってあげられるか、ちゃんと大人に育ってくれるか。心配は尽きないと思います。

でも思い出してみて欲しいんです。皆さんが子供時代に、両親があなたのことをどんなに心配してくれているかいつも感じていたでしょうか? あまり考えていなかったのではないでしょうか。

親の心子知らずといいます。あまり心配してもきりがありません。心配するよりも、少しでも日々できることをしてあげる。それだけでも十分に子供達は元気に成長していきます。あまり細かいことにこだわり過ぎないようにしましょう。

子育てのためになる知識をもっと欲しい方もいらっしゃると思いますが、理解して糧にするまでに時間がかかります。一方で、皆さんの日々の暮らしは待ったなし。子供の成長も待ったなし。そして想定外の出来事も次々にやってきます。立ち止まってはいられない。

知識はタイムリーに受け取る、そしてその都度消化して次に行く。過剰な知識を受け取るとスピード感が衰えてしまい、子育てのペースが落ちることもありますから。ほどほどにしたほうがいいでしょうね。

そうはいっても、参考にしていただきたいこと、できるだけ理解しておいていただきたいことはたくさんあります。

どういう形でまとめたら良いのか、まだ決めかねていますが。時間があれば少しずつ書き留めてみようと思っていますので。こまめにチェックしてください。
https://farm1.staticflickr.com/810/40713492684_dedcf8c9c7_z.jpg

どなたにも是非、わかっておいていただきたいことは、とてもシンプルです。
どのお子さんからも共通してメッセージとして伝わってくるのは、子供達の方がお母さんを心配している、ということなんです。

ママが元気がなくて心配。もっと笑顔にしてあげたい。

そんな風に子供たちのハートからメッセージを受け取ることがたくさんあります。何かをプレゼントしてくれる時は、元気になってね、笑顔になってね、というサインなんですよ。しっかりお子さんのメッセージを感じとってくださいね。そして元気で笑顔でいられるように工夫をしてみてください。それが子供たちと仲良くする大切なコツなんです。

親には親の、子には子の葛藤がある

春休みで実家に帰省中の大学生が親御さんに連れられてご来訪になられた。親元を離れて一人暮らしをはじめるうちに、少しずつ人生について深く考えるようになったのだという。そして漠然とした不安にもかられると。

その子にはこれからの20年がどんな人生になるかを説明し、なぜそういう流れが用意されていたのか、なにを心がければよいのかを説明してあげた。その子にとっての人生の調和とはなにかをできるだけ具体的な例を取り上げたり、注意すべき項目を箇条書きにしたりして1時間しっかりレクチャーしてあげられたと思う。おそらくもうこの子は少なくともこれからの10年はぶれることなく生きていけるだろう。そこから先、また迷ったりすることがあれば…その時はまだ再会することになるのかもしれない。あるいは就活の時期にまた連絡があるかもしれない。

帰り際、親御さんともちょっと立ち話をした。いろいろご不安もあったようだけれど、なんの心配もないということを強調しておいたので、だいぶ安心していただけたのではないだろうか。

親は親で子を心配し続けるものだ。そして子は子でそんな親の気持ちをどう受け止めていいのか迷うもの。いずれわかることではあるけれど、わかってしまえば楽になれることもあるから。そこをお伝えできた時はよかったと思う。
R0013632

20年分も未来を透視してどうなの?はずれたりしないの?とご心配くださる方もいらっしゃるかもしれないけれど。こういう情報をお伝えすることについて私のなかにはなんの不安も怖れもない。だってこの力は私のものではなく、神様の愛だから。みんな愛されている。ただそれだけのことだから。お伝えできてよかったと心から思うし、ご相談者の未来が充実するように、共に見守っていきたいと思う。ただそれだけです。