3歳ぐらいの子供が、お母さんのお腹のなかにいた頃を覚えていて、いろいろな説明をすることや、それらが奇妙に一致することはよく知られています。(臨死体験においても、多くの経験者が非常に似たビジョンをみることがあるという研究レポートもあります)不思議といえば不思議ですが、本当に胎児はその状況を記憶していて、生まれてから約3年が経過し、言語を習得した時に「3年前のことを思い出して語っている」ものなのでしょうか。
子供の潜在能力は大人になってそれを失ってしまった今となっては、完全に忘却の彼方なのですが、実に幅広い感知能力を持っている(いた)ようです。生まれたばかりの小さなあかちゃんが、なにもない空間をみて目で追ったりリアクションしていることも、実によくあることです。そういった幼少期の不思議な体験というのは、大人になるとまったく覚えていないもののようです。記憶というのは実に曖昧で、そして頼りないものですね。そして人類はやっかいなことに想像や空想する力を持っています。もっといえば他人の意識に共感し、感知する能力ももっています。いったいどこまでが子供の本当の記憶なのか、そうでないのかは簡単に判別することができないのではないでしょうか。
本当に胎内の記憶なのか、ということについては半信半疑と思っています(やや疑の比重が大きいかな)