あなたの涙は光の涙

人間はエゴが強い、執着がなくならない。

だから、苦しくなる。

大切だから、心配だから。

でもそれは言い訳。

本当は自分が可愛い。相手のためだからと言いながら、自分の思いやりを育てたいのが人間の本質。

いい人になりたい、温かい心を持っていると思われたい。

そんな見栄っ張りな意識がなくなることはない。

綺麗に見せようとすればするほど、裏地にこびりついた見栄、プライドが、がさつく。

でも、あまりに苦しくなると私たちはふと涙を流す。

もう無理と思った刹那あふれでるものがある。

エゴが浄められ、見栄もなにもない、人を思いやる美しい精神性が結晶した光のドロップ。

流れ落ちる涙が、あなたの人を慈しむ優しさ。そして、大切な人との絆。

涙を流すたび、あなたの中に慈しみが宿る。愛が膨らむ。

頭上のマリア様が微笑んでいる。
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そこにあるものが美しい

夏至を過ぎました。今年も半分過ぎたんですね。

円山公園のスナップです。
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今、自分が見ているのが地球で一番美しい風景なんだろうと思うんです。

でも、私たちは、ここではないどこかへ、見たこともない幻想の風景を探しにいこうとしますよね。

コロナ禍で、どこへも行けない期間が長く続いている中で、身近な環境で楽しもうという気運が増して、どこにいってもキャンプグッズが並んているわけですが。もしかしたらキャンプ場にすら行く必要もないのではないか?

北海道なんて自然だらけなんだから。いつでも木陰ですずむことができます。
時間と費用をかけて遠くへ行かないと娯楽にならないのではなくて、時間もお金もかけないで、今すぐそこにある環境で、伸び伸び楽しむことが大事な時代ですよね。

一番、身近にある自然こそ、もっとも美しいのかもしれませんよ。

久しぶりの「パピヨン」

ちょっと思うところあって、久しぶりに友人、ランディさんの小説「パピヨン」を取り出して眺めてみていた。エリザベス・キューブラー・ロスの見えない引力に導かれて遠い土地での体験と、実生活での父親の介護とが交錯しながら話は進んでいく。

ランディさんの小説は、ほぼ実体験で書いている。だから小説というよりはルポとかドキュメンタリーに近いんだが、ジャンルの設定として小説扱いになっているらしい。とにかく、この人の本は他に類がないと思うし、それでいてちゃんと明確なメッセージを秘めているという点が唯一無二だと思う。

発刊から随分年月が経つんだけれど、今だから読み応えがあり、隠されたメッセージがじんわりと伝わってくるようでもあり。時代をずっと先駆けているようでもあり。なんにせよ不思議な作家さんである。

頻繁にエリザベス・キューブラー・ロスの著作から引用されている箇所がある。その中にこんな一節があるので要約すると、

人生は一度きり。
本当にやりたいことをやるべきだ。
そのために何かを失うかもしれない。
その代わり、全身全霊で生きることができる。
そして人生の最後に自分の生き方を祝福できる。

結局、私がサロンでみなさんをサポートし続ける目的はここにある。
全く同じことをいつも考えている。

ただ、私が言うと押し付けがましいし、うのみにして欲しくもないから、あまり言わないようにしてます。人は言われたら考えるから。でも、人生の選択って考えるだけでは実行には至らない。

実行に至るためには、たくさんの努力や積み重ねがあって、辛いことや苦しいことも体験しながら少しずつ形にして落とし込んでいけるものなんです。一朝一夕で変えても、それは上辺だけになってしまいます。

人生の最後に、自分の生き方を祝福できる。そんな選択は、間違いなくかなり大きく、膨大な勇気と決断力が必要なことでしょうね。それを自分だけの力で引き寄せるのは不可能です。これだけは確信を持って断言できる。もう一人でがんばっても結果を出せる時代ではなくなりました。

(ランディさん、パピヨンの続きはあるの? そのうち本人にきいてます。)

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皐月十五日の雑記:三年ぶりのお祭り

三年ぶりのお祭り。季節感のある日常が少し戻ってきた感じですが三年前とは、だいぶ何かが変わってしまったようでもあります。

いろいろな意味で先の見えない時代になってしまいましたね。

でも、どんな時、どんな場合でも希望は見出せるものです。上を向いて生きていきましょう。

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