土地とのご縁をいただくにはとても時間がかかります。
特にそこに以前、住んでいた方がある場合、建物が残っている場合など、長く土地に関わる人々の歴史があればあるほど背景が深く、重くなります。また周辺地域との関係性がどうか、住む方の体質、気質との相性など、鑑定項目は多岐に渡ります。
必要があれば土地の神様にご挨拶に出向きます。以前住まわれていた方の思いがまだ残っている場合などはお祓いをすることもあります。
今年は何度となく現地に出向いて鑑定をする機会に多く恵まれました。時間はかかりましたがいづれも良いご縁をいただくことができホッとしています。あとはそれぞれの日々の暮らしが末長く、月日が重ねられていくことを願うばかりです。
土地とのご縁をいただくのは簡単ではありませんが、地道に努力を重ねていると順番に機会は巡ってくるもの。焦らずじっくりと取り組みたいものです。
北海道は広いとはいえ、札幌圏に関してはかなり開発が進んでしまい、利便性の高いところにはもうあまり空き地がありません。が、空き家は年々増える傾向にあります。制度も改善され、住み替えもしやすくなりそうです。限られた土地は所有するものではなく、ほんのいっとき神様からお借りするもの。ご縁をひたすら願う気持ちをまっすぐ持っていれば、きっと繋いで頂けます。