物事には必ず「光」と「闇」の両方の要素があります。
私たちは良いこと(光)ばかり追い求め、悪いこと(闇)を嫌悪する傾向があります。
結果的に良いことをさほど享受できず、悪いことにとらわれすぎるようです。
悪いことの比重が多いと、ついてないとか不運だと嘆きます。
実際、明るく元気な人の周りにはやはりたくさん良いことがやってきやすいものです。
そうはいっても人間、常に明るく元気でいる、というのもなかなか酷なもの。
内面は疲れたり、不安になったりするのが当たり前なのですから。
表面的な明るさを保って、周囲の人には感謝されるかもしれませんが、自らの内面がどんより沈んでいては、最終的には帳尻が合わない人生で終わってしまうかもしれません。
長い目で見た時に、どういう生き方が魂にとっては意義のあるものなのか、という視点で考えておきましょう。
目先の良い悪いにはとらわれすぎないことが肝要です。
一見、悪いこと(闇)に見えても、その反対側に必ず良いこと(光)が隠されているものなのです。
闇はいつか必ず光に反転します。
一方で、光もまた闇の性質を持っています。
両方で一対なのです。偏った見方をしていると、どうしても闇に対する恐れが消えてなくなりません。
良いことも悪いことも同時に存在するし、どちらも必ずやってきます。それがこの世の条理というものです。