如月十二日:なにがあっても前向きでいるには
いたるところで、あらゆる人の生活になんらかの制約があり、不便な状況です。とても困っている方、先がみえなくて途方にくれている方も少なくないと思います。
人生にはいろいろなことがありますが、こんな出来事は、誰にとっても初めてでしょう。そのわりには、私達はなんとか向き合えているように思います。
どんなことが起きても、それを乗り越える意味はあります。そう考える、そういう視点を持てることが人生の試練に流されない大切なコツだと思います。
試練を乗り越える「意味」というのは、いわば生まれてきたことの本当に大切な部分です。逆に試練が多い人生は、生まれてきたことの意味を見出しやすいチャンスなのでしょう。
とても困っている人がいるとしても、支える側に回れる人がいないなら、それは残念なことです。でも、支えられる人がどこかにいるのなら、お互いに感謝しあえて意味のある人生になります。
東京都がサイト運営に関わってくれるエンジニアを募った。その結果、スピーディに見やすくあらゆる人に情報が伝わるようになっていく。募った人がいて、それに賛同した民間ボランティアがいて、たくさんの人がタイムリーで正確な情報を受け取れる。そこにマスメディアもSNSも介在しない。個人を売っている人がメディアには多いし、ましてSNSはエゴの発信になっているので信用できる情報を探すほうが難しい。ここは公式な情報を正しくしっかり受け取ることが一番だと思います。
末端にいる私達にできることは今はあまりないのかもしれない。けれど、少しでも人の役にたてる仕組みを持っている人、それを動かせる人たちは、ここで知恵を働かせてほしいし、小さなメンツやエゴは捨てていただきたいものです。
今の状況で、私のような個人ができることはあまりにも少なくて、なにもできないようにも思います。
せめて、自分が見たり感じたりしていることを日々、皆さんと共有することにします。
どんな時でも、ただ自分なりのありかたを淡々と探しもとめ、形にする日々でいたいものです。
小さなことでもいい。私は私なりに意味のあることをし続けます。