皐月四日の雑記:Pythonが書ければとりあえず生きてはいける
森のグリーンと、空のブルーの対比がとても美しい季節。
北海道はこの時期がとても過ごしやすくていいですね。
サロンは日中は、鳥のさえずりがよく聴こえて、ヒーリング中は森林浴をしているような空気で満ちています。ヒーリングしているほうも心地よくなってしまいます・・・。いえ、けして居眠りはいたしません(笑)
以下、ITのコラムです。ちょっとだけ専門的。
Pythonという言語があります。とても馴染むので、ちょっとだけ仕事で使っています。(Webサイトのデータをバックアップする時に手順をちょっと自動化したのです)
これでも20代前半、昼夜をとわずほとんどプログラミングをしていましたので。ちょっとぐらいならコードを書くこともできます。ほんの少しのスキルがあれば作業をものすごく効率化できる。コンピューターは指示さえ与えれば疲れず間違えず愚痴もこぼさず淡々と作業をこなします。
日本のコンピューターの普及率をみると、スマホやタブレットほど浸透していないというデータがあります。家庭でもそうですし学校でも同様。学校でネットに接続されているコンピューターを使える環境は更に比率が低くなります。プログラミングを学ぶ環境は、やはりスマホやタブレットではなくコンピューター(しかもネットに接続されている)のほうが向いています。環境が整っていないということは、学生(できれば高校まで)のうちになんらかの言語を習得できる機会が少ないといえます。
コンピューターを自由に使いこなせるスキルはできるだけ早い時期に身につけさせたい。キー入力をブラインドタッチでできることもそうですし、インターネットから情報を引き出せたり、さまざまなデータをダウンロードしてきたり、SNSで情報交換ができたり。あとは最低限、英語の資料も読みこなせる能力も高めたい。
ネット環境とコンピューターがあればPythonはすぐ学ぶことができます。
この記事でも言及している日本のコンピューターの普及率のグラフを書くぐらいなら、中学生が夏休みの自由研究でゼロから取り組んでも数日で完成できるでしょう。
Pythonでネットにある無限のデータをダウンロードしてグラフ化できるスキルがあれば、どの企業のどの部署でも仕事をこなせる。もしかしたら肩書ばかりの管理職より初年度からレベルの高い仕事ができるかもしれない。発達しょうがいを持っている子達は、目的が明確であれば集中力を発揮できることがあり、プログラミングが向いているかもしれない。
実際、コンピューターの環境が整っている比率が抜群に高い英国では、一般企業で発達しょうがいを持つ人を積極的に雇用している。日本はなかなか追いつけないかもしれない。
若い子には、ネットに自由に接続できるコンピューターに自由に触れるように環境を整えてあげて欲しい。若いうちにしか身につけられないスキルもある。専門学校や大学に進んでからではちょっと遅いぐらい。まして就職してから研修を受けて、というのではあまりにも遅すぎると思う。
Pythonが書ければとりあえずこれからの時代、食べていけるだけの仕事にありつけるだろう。
※Python=パイソンと読みます。コンピューター言語のひとつ。たくさんある言語のなかで、もっともデータ処理の分野で活用しやすい。一般的な事務処理、統計処理に活用するとすべての仕組みが効率化できるといっても過言ではないほど応用範囲が広い、とても柔軟な言語です。(無数のライブラリを統合できる仕組みも素晴らしい。)