節電20%目標の日々ですね。それについては全体でピーク(瞬間で最大)の電力使用量を抑えればよいのであって、個人があまりにストイックになってもさほど意味はないと思います。
電気というのは北海道の場合は一秒間に50回の短い周期で発電所が作りだしていて、その1/50秒という瞬間に生み出された電気は刹那、全道に広がり、そして瞬時に消費されます。ところが使われなかった分は消滅します。電気が使われなかったらどこにいくのか?という疑問をもった科学者はいないようで、そのような研究はされていません。時空に保存されているはず、と個人的には思うのですが。ここから先はオカルト、といわれてしまうのでしょうか。量子力学の世界では説明がつきそうな気がしますが。
いずれにしても電気というのは、まだまだ未知のエネルギーで、人類はまださほど使いこなせていないのだと思います。
つまり家庭に配電されている電力は保存ができないわけで、余しても仕方ないのであれば使える分は使ったほうがいいわけです。
ただ、全体として誰がどれぐらい使うか、大雑把にしか予想ができないので、最低でも1割、できるだけ2割は余裕をもたしておこう、ということになっているようです。
節電意識をもつことも大事です。普段から電池やLEDライトを保有することも大事。でも、発電機まで持たなくてもいいと思います。ブラックアウトはもうよほどのことがない限りおきないでしょう。そして今後はAC100Vのコンセントがついている自家用車がふえます(すでにプリウスには装備されています)。そのような車を持っていれば、万一の停電時でも数日は電力が使えます。一生使わない発電機を備えるのを否定はしません、が将来的に車を買い換える予定がある方は、プリウスやPHEVを検討するのもいいでしょう。
また、電気ってそもそもなんなのか。停電した静寂の2日間を体験した我々はもっと考えてみてもいいと思います。
たとえばWiFiの電波が有害かもしれない、という話はデマでもなく事実だと思います。私は携帯がではじめてから、すごく感覚的に辛くなりました。いまでも耳元に携帯をあてて通話するということが絶対にできません。今はイヤフォンマイクを使って対処しています。とにかく体(まずは頭部)から携帯本体を遠ざける、これが大事です。距離を2倍にすると電磁波の影響は4分の1に減るのです。10cmを40cmにすれば16分の1です。1cmを50cmなら2500分の1、これならほぼ心配なさそうです。それぐらいの心がけは皆さん是非してください。
携帯とはいえ、立派に電気エネルギーを放っていて、たとえばそれが静電気のようなものだとしたらどうでしょう。一定時間ごとにパチっと火花が飛び散っているのが見えるとしたら? 耳元でパチっと火花が飛んだら痛いですよね。それがもし神経にダメージを与えるのだとしたら怖いことです。(体内には電気が流れているという事実を皆さんは知っていたでしょうか。心臓がとまったらパチんと電気ショックで再稼働させますよね?)
小さな影響も日々積み重なると大きなダメージにつながります。日常生活で周辺に少しずつWiFi電波が増えていく。常時、そんな環境にいて生活していたら、どんな影響があるのでしょう。まだそのような研究データはありません。
ちなみにアメリカには電磁波を放つ機器を使用禁止の街があります。携帯はもちろんデジカメですら使えません。もっとも人体に害があるから禁止されているのではなく宇宙からの電磁波を観測する為なのですが。電磁波過敏症の人たちが好んで移住しているようです。
もしあなたがブラックアウトの2日間で、なんらかの安らぎを感じたとして。それが電磁波が減ったことによるものだとしたら、どうでしょうか。
私は疲れがたまるとすべての電子機器の電源をきってブレーカーも落としてみることがありました。とてもおだやかに瞑想ができたものです。ところが年々、WiFiの電波が増えるので、そのようなことをしてもあまり意味がなくなりました。電波のないエリアが北海道にもほとんどなくなってきましたし、人工衛星も増える一方なのでこの星にはもう居場所がなくなるかも?などと心配になることがありました。
今では逃げ腰でいるよりは自分の意識も体も電気で動いているのなら、もっと仲良くなる方向で考えるようにしています。多少の影響は仕方がない。それをふまえて体と精神の構造を根本から理解し、対策をこうじることで乗り越えられるはず。日々工夫を実践して、今はあまり電磁波に影響されない暮らしができるようになりつつあります。
まずは電気の性質をよく理解するところからはじめましょう。
皆さんも電磁波対策は是非心がけてみてくださいね。
台風の影響で森のあちらこちらで樹が倒れているので、円山界隈も、立ち入り禁止エリアが残っています。