天に根ざす。風変わりな表現かもしれない。
普通、根は大地にはるものだろう。天に根ははれない…
でも、もしも私たちが自然との調和のなかで人生を全うするだけでは不完全な存在なのだとしたら、
なにを基準に生きたらいいのか。
魂の源流は天にある。
だとすれば、天に根ざした生き方がどんなものなのかを考えることも大事かもしれない。
洞爺湖サミット以来、大地に根ざした生き方が北海道の私たちにも、ずいぶん身近になった気がする。
子どもたちも教育のなかで「地球環境」を意識させられている。そういう教育を受けてこなかった私たちですら、
サミットやNHKのおかげでずいぶんエコ、環境、自然との共生ということについて啓発されつつある。
大地に根ざした生き方。
その共通の価値規範は定まりつつある。エコは大事だ。そのことはもういいだろう。
でも、天に根ざした生き方ってなんだろう。
その答を与えてくれるものは、まだ少なすぎる。
時に哲学、あるいは宗教?
でも、そうじゃない答もあるだろう。
それが昨今のスピリチュアリズムの流れかもしれない。
だとしても、「じゃあそれはいったいなに?」というところが知りたい。
天にねざした生き方ってなんだろう。