霊感のある人を支えたいという思い

霊感があるおかげで本当に苦しかった。母もそうだったので家族みんなが苦しかった。いつも母は霊障でツラそうでした。それなのに自分までおかしくなるわけにはいかない、と気張って生きていたのですがさすがに30代からはじまった霊障は途方もなくひどくて、自分ひとりではどうにもできなくなり、やはり母親には心配をかけてしまいました。とても親不孝なことをしました。意図しなかったにせよ、霊感なんてもので親を心配させるのは自分の倫理感では許せなかったのです。人並みに学校をでて就職をして安定した暮らしを得ることで安心させるのがなによりの親孝行…と信じていました。でも、やっぱり封じられていたはずの霊感がよみがえってしまい、どうしていいかわからなかった…なんとか霊障を解決したい一心で一大決心をしました。あの決意は自分の人生で最大のものでした。それは霊媒としての修行に取り組む、というもの。それから一心不乱に修行をつみました。滝に打たれ、瞑想をし、祝詞を唱え、神様にお願いをする日々でした。修行は死ぬほど辛かった。でも結果がでたんですね。何年も苦行を積むうちに霊障を振り払うことができましたから…。さまざまな霊力が開花する、というおまけもついてきました。が、本当は霊力なんて欲しくなかった。自分はただ母に心配をかけずに済む、誰にも心配をかけず普通に暮らせる。それだけでもう満足だったのです。霊障を解消できてからは仕事に専念しました。

が、人生というのはわからないものですね。大好きだったゲームを作るという仕事に「飽きてしまった」のです。自分にとっては天職だと思っていたのですが。会社のなかでもいろいろとあって、好きな仕事、お世話になった職場、大切な仲間たち…本当に切ないお別れでしたが会社を辞めることにしたのです。

それからは音楽を作ったり、ヒーリングを教えたり、瞑想を指導するようになり、結局一番磨かれていったのは更にするどく正確な霊視の能力でした。少しずつ相談が舞い込むようになるなかで、やはり出会ってしまうものです。同じように霊感を持っている人に。霊力をもって生まれてしまったが故に苦労して生きている人には、ものすごく共感してしまいます。自分のもてる力で、できるだけ支えたいと思いました。世の中は広い。けっこう霊感のある人はいるものです。

そうこうしているうちに、霊感も多種多様で実に様々なタイプの人がいることもわかってきました。なかには自分よりもずっと鋭いアンテナや分析能力を持っている人もいます。少しずつ横のつながりも増えてきて、もう一人じゃないですね。若い頃のような孤独感はすっかり消えました。必死に努力した甲斐はありました。

これからもきっと若い人達のなかから現れてくると思います。未来の預言者や、人の心や運勢、動物の意識を読み取ってしまう人達が。できる限り応援していこうと思います。

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