水無月二十一日の雑記:優しさの原動力

夏休み真っ只中です。どうか水の事故には十分、気をつけてくださいね。

森の中で思いっきりほっぺたを膨らませているリスに遭遇。どれだけ貯めこむのか。当然、一冬を越せるだけ。準備が早いですね。

生き抜くのに必要な栄養を貯めこむ術は自然の生き物の方が上手かもしれません。

私たしは文明の中で暮らしているので、あまり季節感もなく、自然と不調和なサイクルで暮らしています。野生の生き物のように冬を越すことだけが目的で日々を暮らしてはいないし、精神的に消耗することがとても多い。私たちに見合った補給をする必要が大いにありますね。

人に優しく接したい。

そう思っても簡単にできないものです。順番を逆にしましょう。

まず自分が優しさに触れる。十分に貯めこむ。これでもか、というぐらいまだまだ貯めこむ。そこまでいけば優しさが自然に溢れてきます。そうすればあとは好循環になるでしょう。

どんな優しさに触れたら最も効率よく充電できるのか。それぞれにあった方法があります。まず自分に見合う優しさに触れる方法を見つけましょう。そして必要十分と思っても、さらに余るほど充電しましょう。

森に行けばお手本に会えますよ。
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水無月十一日の雑記:8月の予定について

少しずつ日が短くなっていく夕暮れ時。季節が移り変わっていくのを惜しむ感じが、懐かしさでもあります。昼間、自転車で走り回っている子供の姿を見かけると、平和でよかったと思います。

森を歩いていると、この時期はご先祖様の思いが伝わってきて、気づいたらじっくりと話し込んでしまいます。思いを受け取ることができているのか、期待に応えられているのか、改めて考えていました。そして今という時代、これで本当に平和と言えるのだろうか、と。

夏もあとわずか。まだまだ暑い日が続きますので皆さんもどうぞ体調管理には気をつけてください。
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8月の予定を14日まで掲載しました。事務局通信に掲載の通りですが、夏休みで帰省される場合など、早めに予定を組みたい方は気軽に問い合わせてください。

閏皐月十二日:道は一つではなく無限でもなく

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森を歩いていると、よく道に迷いそうになる。
同じ場所で迷った人はきっと自分だけではないはず。
迷う人が多い場所は踏み跡があり、そこをたどる。でもそこは多分、行き止まり。

冬は入れなくなる道もあれば、夏にしか入れない道もある。

普段はなんでもなくても、スズメバチに遭遇して引き返さなければいけなくなることもある。

自分が迷っても道を踏みはすすし、迷わなくても大きな力で閉ざされる道もある。

この世を生きるってそういうことかな、と思います。

閏皐月五日:まだまだ寒いさつきかな

3年ぶりの閏月。まだ皐月なんだな、と思うとこの肌寒さもありかな。それにしてもこんなに寒い6月(西洋暦)は初めてです。今月、何回か暖房つけましたから。
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人生はいつか終わる。日本はガンで亡くなる方も多いし、お年寄りも多いから。お弔いも多くなる。お祝い事よりもずっと多いかもしれない。人生には残念なこともあるけれど、生きていれば意味のあることもたくさん体験できる。どんな世の中であっても、自分らしい生き方を掘り下げていくことは必ずできる。

でも日本はすごく変化しているし、大きな流れの中にありただじっとしていると、どんどん流されてしまいそう。世の中がこうだから、みんながそうだから、というのは置いといて。今までのことも置いといて。今、何をするか。明日、何を選ぶか。そうやって一日一日を自分らしく歩んでいくことに集中できれば、それなりの人生にはきっとなるはず。

この世は色々あるけど。それがこの世だから。適当に受け流していこうじゃありませんか。工夫すれば案外すんなり向かい風は止むもんです。

皐月二十日:今日からおまつり

おまつりですね。神宮はとても賑わっています。気温がなんだか低めなのが気になります。地球全体のリズムが変動しているようです。こんな時は今まで起きたことのない変化、変調が起きるかもしれないので、留意していただきたいです。

光のサロンでは、この春からいままで企画したことのない本格的なカウンラー講座をはじめました(すでにお申込みは締めきっていますので、お問い合わせはご遠慮くださいね)。予想以上のお申込みがあり、正直驚きました。なぜって、人の苦悩の本質が奥が深く、学んでも学んでも終わりということがありません。いわば一生かけて学ぶようなスケールの命題なので、そんなに人が集まるとは思わなかったんです。でも、なにか人の為になることをしたい、という気持ちは皆さんそれぞれお持ちですよね。その人なりのスケールで取り組めばよいことです。受講者一人一人にみあったカウンセリングの形が具体化してくことでしょう。

なんにせよ長年の積み重ねから得たノウハウをお分けできる機会に恵まれたことは、とても有り難いことです。またそれぞれの地域に根ざしたカウンセラーが一人でも増えることは、社会の調和と発展の為に少なからず貢献できるでしょう。よかった。

でも大変なことだと思います。カウンセラーといえども人ですから。人の悩みと向き合う以前に、自分の問題だってなにかしら浮上しますし。こんな時代だから、日々乗り越えるのもいろいろと工夫が必要。なので、こういう時代と向き合う術だったり、自分の不調を改善するコツだったりをしっかり覚えてもらうことも重視しています。

それにしても、光のサロンもだいぶ年月が経過しました。室内の壁紙がところどころ浮いてきて補修が必要になってきたりしています。年月って経ってみると早いと思うし、先のことを考えると長いと思う。たぶん折り返しは過ぎたと思います。あとはできることだけ確実にこなしていく。そんな感じで日々を過ごしています。

おかげさまで結果だけはしっかりと出ています。多くの方にとっては深刻な問題でも解決できることが多いです。少しでも事例をご紹介できるといいのですが。公開すると反響が大きくなってしまうので最小限にしか出せませんが、あとは日々の時間との兼ね合いをはかっています。
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アイヌ語ってこんな感じ

今は便利な時代になりましたね。
貴重な音源をシェアすることもできる。私たちの遠い記憶に響く言葉がある。
忘れてはいけないものがもう失われつつあることも知っておいて欲しい。
ひとつの言語が消えていくってどういうことなんだろう。

でもこの世界は生まれては消えていく。それを何度も繰り返している。

私たちはここから未来へ進むしかないんだけれど、「ここ」がどこから来たのかをわかっておいたほうが、自分らしく生きられると思う。

だから過去になりつつあるものたちへ、愛と敬意をあらわしておくことは、とっても重要なんだよ。
先住民は神様そのものなんだから。

卯月二十一日の雑記:精神と心、精神と身体

今日はとても肌寒いです。我慢せず暖房をいれてます。

よく身体の声をきこう、というお話をします。私たちは精神的な存在なので、身体の都合を軽視しがちです。身体の声をきくことができれば病気にはなりません。いや、病気は身体からのサインともいえます。病気をしたら、身体の声をきいていれば自然治癒しますね。

精神と心はまた別ものです。心の声をきくことも大切。心が揺れている時はあまり無理をしないほうがよい。心のゆらぎは、そのまま自律神経への負担となります。そこから身体の変調につながっていく。精神、心、身体。この3つの相関関係からくる不調和は少しやっかいです。

心の状態を無視していると、身体に出ます。身体に出ても無視していると日常が思うようにおくれなくなるほどペースが落ちてしまいます。最悪はなにもできなくなってしまうかもしれません。

なにごとも自分に無理強いをしすぎないよう心がけたいものです。特に季節の変わり目には少しゆっくりペースで過ごすようにしたほうがいいでしょうね。

そして不調かな、と思ったら早めに第三者にみてもらうことも心がけてください。
西洋医学は対症療法ですから、とりあえず身体の症状は緩和できるかもしれませんが、心の問題、精神とのギャップにまで踏み込んではくれません。皆さんの心、身体、は皆さんの精神(意識)とは意見が違うことが多いものです。

(もうひとつ「魂」の要素が関わってくると、もうわけがわからなくなりそうですね・・・。少しずつひもといていきましょう。)
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卯月十五日:記憶は時空に刻まれ幾千年と受け継がれる

北海道はいたるところに縄文遺跡があります。埋もれたままになっていて、掘り下げたらもっとたくさん遺跡がそこら中から出てくるかもしれません。

子どもの頃、近所の畑にいくといくらでも縄文土器のかけらが落ちていました。

今も年に数回は遺跡のあった場所に出向きます。しばらく瞑想していると、そこでどんな人達がどのように生活していたのか伝わってきます。遺跡毎にまったく違う情報が降りてくるのが不思議です。

今でも古代のシャーマン達が祈りを捧げ続けていることもあるし丁寧に挨拶をして出迎えてもらえることもある。
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ここは年に一度、こっそり訪れる古い遺跡。数千年、手付かずの原野のまま放置されている。
でも、ここにくると記憶がリアルによみがえる。

一年前にここを訪れた時の意識もすっかりよみがえった。過去にワープしたようにすら感じたほど。来年、またここにきたら同じように感じるだろうか。この場所にくるとなぜか情報が時空をこえて刻まれていることがはっきりわかるような気がする。

北海道、不思議な土地だ。半世紀以上この大地の上で生きているのに、まだ知らないことのほうが多い。