今日の徒然:道新になにが?
ここ数日の道新の記事には目をみはるものが多い。ガレキ処理に慎重姿勢の学識者のコラムがトップに載ったり、泊原発に反対は6割というアンケートの結果を載せたりしている。某知事の動きにまっこうから反対するかのような情報掲載だ。全国的にはこうした読者目線の記事を報じるメディアは少ないなかで、かなり踏み込んでいるようにも思えるが、実は淡々と当たり前のことを報じているだけともいえる(個人的には後者だと思っているけれど)。ただ、少しでも姿勢を明らかにすると反発がくることもあり、その点で道新の立場はどうなっていくのか興味をひかれる。
特に際立っているのは低線量の被曝でも健康被害があることを明言している研究者の記事を載せたことだ。この件に関しては学識者の認識も真っ二つに分かれているし、まして政治家は否定的だ。そんな空気のなかで、道新が誰のどんな意見を取り上げるのかについて、内部的に誰かが判断をしたということだ。人事異動でもあったのかもしれないが、やりすぎると圧力がかかるから、かえって心配だ。
NHKのHさんのツイッターは地震情報など正確で速くて参考にしていたのだが、圧力があって閉鎖になってしまった。圧力をかける人はどういう視点でものを見ているのだろう。中の人達の問題もいろいろあるだろうし、一概に良い悪いではないにせよ、多くの人にとって有益なものを潰すのは良くない。だが、組織のなかの人に自由はないのだろう。
私達もけして自由ではない。いろいろなことがあって不自由を強いられている。
だが、本当は「強いられている」のではなく「強いられている幻想に踊らされている」だけだ。真実の私達の姿は「完全に自由な存在」なのだ。だからこそ、不自由を不自由と心の深いところでは感じるし、本当なら変えたいのだ。