人のやる気を引き出す工夫について、大きな力のこと
マネジメントとか、組織運営とか、営業成績をあげるノウハウとか、そのカテゴリーの情報は無数にありますね。
このサロンを立ち上げる以前は、18年ほどそれなりの組織に属していて、人の上に立つポジションでもありました。とても若い会社でしたので経営者も役員も皆若かった。はじめて経営をする人達が回していたのですから、それでも成長したのは、見えない力が働いていたのだろうなと思います。
どうしたら人はやる気になってくれるんだろうか、というのはその頃から日常的に試行錯誤はしていました。
今だから正直に言いますけど、人を動かすうえで非常に難しかったのは「感情を殺すこと」でした。さほどできてはいなかったかもしれません。
人間同士なので相性がある。個性がある。価値観も違う。おとなしい人もいれば、なんでもストレートにアピールする人もいる。公平であろうとすればするほど難しい。相手をまっすぐ見ようとすればするほど、距離も近くなる。プライベートの付き合いも年月を重ねる。家族ぐるみの交流も増える。そうなると、私情をはさまないことが簡単ではなくなります。
仕事は超・技術職集団だったので、できる人とできない人の差があまりにも顕著でした。能力があって仕事が早い人間は忙しくなる。そうではない者がサポートに周り、支えていく。そうやってチームができていくわけです。
人のやる気を引き出そうとする時に、客観的に能力を見極める。工程も環境も管理してあげる。最大限にいい条件で仕事をさせられれば、おのずと最善の結果がでます。
習得が遅くても、地道に努力をする人間には、成長のきっかけになるチャンスを何度か与えていくのだけれど、どこかで見切る必要がでてきます。
普段から仲良くしていると、どうしても情がわく。チャンスを与えてやりたいと思うけれど、それをしては組織にはマイナスになる。そこで感情を殺す必要がでてきます。
そんなことを繰り返していると、人間性がどこか歪んでいくような気がしたものです。普段はいい上司を演じておいて、いざとなると人員削減をするような役目は、人として最悪な気がしました。
結局、人を切るというような役目はとうてい担うことができなかったので、リストラの指示があって部下を切るように言われたその日のうちに辞職届けをだして辞めてしまいました。それができないと組織人間にはなれないのかもしれません。
縦社会のなかで人のやる気を上が引き出していく、という仕組みは限界があるのではないか。身をもって体験した者として、そんな気がしてなりません。
これからは、横のつながりで同じ立場の者同士が支え合って補いあいながら、働きやすい社会、子供を育てやすい社会を創り上げていく時代ではないでしょうか。
お互いを認めあい、助け合いながら皆がそれぞれのペースで成長していけば、誰も歪まないし、傷つけ合うこともない、理想的な社会が実現できる。そう信じて、皆さんのお手伝いをさせていただいています。
皆さんの応援のおかげで今日、ここまでこれたから言えることでもあるのだけれど、なんの経験もなく、肩書もない、公的な資格も一切取得しなかった。今生の人生の歴史(プロフィール)は公開するけれど、魂の履歴、経験値は公表せず。皆さんには見せないできました。
人としてあるがままの自分だけ見ていただきたいから。余計な(肩書や資格や、魂の遍歴)情報は、もたない、見せないようにしてきました。そうすることで、皆さんと同じ立ち位置に立ってきました。
同じ道民、同じ人の親、人の子。皆さんとまったく同じ煩悩にとらわれ、苦悩して生きています。
少しだけ違うのは、感情ではなく、超感覚的なところから受け取る情報だけを、きちんとお伝えする努力をずっと続けてきたことでしょうか。
そして、皆さんがこのことを理解して、受け入れてくださった。皆さんの為に、天から授かった情報とエネルギーが、皆さんを勇気づけ、支え続けているんです。このサロンが17年続いていることが、その証明です。
これまでご縁のあった皆さんがますます幸せになれますように。
これからもずっと祈りつづけていきます。