失った絆のための祈り
既に旅立ってあの世に暮らす人も、この世を生きる我々も、魂は同じ。同じ周波数で感じ、考え、悩み、学び、そして成長を遂げます。何も変わらない。
ただ肉体という殻を持っているか、いないか。
真の本体(魂)は全く変わらない、同じ器を持っています。
失ってしまった絆、懐かしい人との思い出に浸る事は誰しもある事でしょう。そして、それにとらわれ、苦しむこともあるでしょう。もし、その苦しみから逃れたいのなら、あの世も、この世も、何も変わらないということを理解し、受け入れ、自らのあるべき姿を取り戻す事です。自らのあるべき姿、というのは、私たち魂が目指すべき姿は皆、一つです。そこを目指す、という意識。そして自らの穢れをはらい清めて、そこに少しでも近く努力を始める事です。そうすれば、自ずとあるべき姿に近づきます。
あの世に旅立った人たちも、そのようにして日々精進をしています。この世にいる我々も、同じように精進をしていれば、魂は同じ周波数に近づいていく。うまくいけば、再び「あの人」と、しっかりつながっていることを感じ取れる日もちかづくことでしょう。
私たちは、時にあの世とこの世の橋渡しをします。けれど、いつでもなんどでも、そのお手伝いができるとも限らないのですから。まして、もしかすると私の方が皆さんより寿命が短いかもしれず・・。その後のことを考えると、自分自身で失った絆を取り戻してもらう方がいいのではないかな、と思うのです。
難しいと思うかもしれません。確かに簡単ではないのですが。可能だということを是非、知っておいていただきたいのです。資質は関係ありませんから。目指す事は誰にでもできるし、本来、人は皆、そうあるべきなのですから。何も特別なことをしましょうという呼びかけではありません。