文月十日の雑記:サロンのこれから
夏から秋にかけて。この時期に毎年思い出すのは、サロンを立ち上げた時のこと。自分はいったいどこに向かっていくのだろうか。目的が明確であるようでもあり、まったく暗中模索のようでもあり。意識の中では光に向かって突き進んでいくという明確な信念がありました。一方で現実をみると、足がすくむような思いもありました。未知というのはとても怖いものです。
怖れがあってもなくても現実にはたくさんの試練がやってきます。未知に対する恐れは、ないよりはあったほうがよい、というのが自分なりの教訓です。恐れ知らずというのは無知からくるもの。もっとも、怖いもの知らず(無知)だからこそ無謀なこともできるというもの。もう19年も前のことですが、このサロンを立ち上げたことは振り返ればただただ若かったのだな、と思います。それぐらい怖れ知らずだったようです。
経験や知恵を重ねれば重ねるほど未知に対しての怖れは強くなります。それが人間の厚みなのでしょう。
若い頃にしかできないこともたくさんあります。経験を重ねなければ到達しえない領域もあります。人生にはいろいろな時期、状況があり、歳と共に変化していく。その時々でしか体験できないこと、学べないことがたくさんあります。
今、自分はここまで辿り着いた者として、今の自分だからこそ皆さんにお伝えできることや提供できることがあります。一年前の自分にできなかったけれど、今ならしっかり支えてあげられる。そういうことがずいぶん増えてきました。
特にここ数年の日々の取り組みの中で磨きあげ、結果に結び付けてきたノウハウはかなり優れている気がします。すごく結果が出ている事実をたくさん見るようになりましたから。
今もまた新しい取り組みを開始しています。いずれ皆さんにお伝えしていくことができるようになると思います。
心身の鍛錬も怠らないようにしています。まずは体幹をしっかり整えなければ。呼吸法も基本を見直しているところです。
今の自分の取り組みは数年後に皆さんにお渡しするための種まきです。一方で現在皆さんにお渡ししているものは過去、数十年にわたる自己研鑽の集大成です。いつも最大限で最善の取り組みをお一人お一人にしっかり手渡しをしています。
そのかわり時間がかかります。しっかりお渡しをしたいので致し方ありません。時がくればちゃんとご縁がつながります。その時をお待ちになってください。そして「今がその時だ」と思う方は遠慮なくサロンを訪ねてください。遠方の方はオンラインで繋がる時代ですから。ZOOMでお会いしましょう。