弥生二日の雑記:身体中の呪縛を外さないといけない
すごく天気が悪くて、こんな日は沼の底に沈んでいるかのような気分になります。
こんな天気の時、いつもこんな気分だったのだろうか。
ふと思い返す。
きっと子供時代は、田舎の漁村暮らしだったので、風の音、波の音、列車の音がちょっと耳を澄ませばしっかり聞こえていたし、天気が良くても悪くても、その日その日で何かしら、やるべきことを見つけては、没頭できていたような気がする。読みかけの本の続きだったり、飼っているアリがどこまで巣を広げたか確認することだったり。新聞折り込みの裏面が白い広告の紙いっぱいに、グルグル幾何学模様を書きなぐることだったり、ここに自分がいない感覚に没頭して違う次元にワープできていた。
天気が悪いぐらいで、何でこんなに目の前のことに打ち込めないのだろう。いつの間に、身体中に見えない電極を繋げられっぱなしで、外界の雑音がチリチリと電磁波のように侵入してくるような状態になってしまったんだろうか。この見えない電気ケーブルを片っぱしから、抜いていかないと、どんどん見えない沼にハマって、身動きとれそうにない感じになりそうだ。
これじゃいけないから、なんとかしよう
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というような意識を持つことがまずは大事かな、と思うのです。