祈り
今年もたくさんの子どもたちに出会いました。
彼らは大人が見失ってしまったもの、忘れてしまったもの、時に置き去りにしてしまったものを
その清らかな瞳の奥に、しっかりと持っています。
子どもたちは皆、心で語りかけてきます。
そして、たくさんの力を手渡してくれます。
彼らと心で対話する度に、しっかりがんばろうと思うのです。
彼らはじっと待っています。
大人になるのを、ではありません。
「その時」を待っているのです。
自分が活躍できるチャンスをつかみとり、そして夢をかなえるその日を、です。
でも、彼らがそのチャンスをつかむことはけして容易ではないのです。
そして夢をかなえられる日、をむかえる子はおそらくとても少ない。
これが現実。
でも、子どもたちは皆、夢をかたってきます。
その心を感じる度に、大人のはしくれとしては、
なんとかお手伝いをしたいと思うのです。
子どもたちの夢は神様の夢なのです。
だから、それをかなえてあげようとして応援したり
手つだったりすることは、神様の意思にかなうことだと思います。
目の前にいる子どもたちが、目の前に子どもがいない人は世の中の子どもたちが、
なにを願っているのか、心の声に耳をかたむけてください。
彼らの心の声に共鳴できる「こころ」を取り戻してください。
そうすればきっと未来がひらけます。
あなただけの未来だけでなく、
家族や、地域の人たちや、国家や、世界の為にも素敵な未来が。
きっとみえてきます。
こころの声をきいてください。
あなたの内なるVoiceをきいてください。
しずかに。聖なる歌声をききながら。今夜はあなただけのミサに出席してください。