文月一日の雑記:太陽さん

先月(水無月)は、とうとう記事を書かないまま過ぎてしまった。

何かしら、書いておこうと思いながらも、書き記すことができずにいました。

書くということは自分を見つめる作業でもあるけれど、それだけであれば日記でいいわけです。私の場合はそうではなく、誰かのために書き記しているわけです。自分の気ままな雑記という体裁にしてはあるけれど、本当はそうではありません。

最近は、自分の日常を発信して収益を得るような、そんな生き方もありな時代です。公私の境目があるようなないような時代です。悪いことではないと思うけれど、反面、自分を守る術がなくなる気がして怖いとも思います。若い人には安易に有名になるとか収入が得られるということを目指してほしくはない気がするのです。

あまり語りませんが私は二十代の半ば大成功を収めました。今となっては前世のことのような遠い記憶ではあるのですが、今でもその功績を讃えてくれるファンの人がいます。自分としてはもうなかったことにしても構わないのですが、世間はそうはさせてくれないようです。いまだに思い出してくれる人がいることを、素直に有難いと思えるようになりました。これこそ年の功というやつでしょう。

ところで、最近あまりにも騒がしい世の中になってしまい、どうにか自分を落ち着けて、しっかりしたものの見方、書き方、表し方ができないかと思います。

まだまだ明日があるのだから、日々、襟を正して、命を大切に過ごしていこうと思うのです。

太陽さん、今日もありがとう。

皆さんも夏を精一杯にお過ごしください。
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