幸恵さんのカムイミンタラ

先日、久しぶりに知里幸恵記念館を訪問。先代の館長が亡くなってからははじめてでした。遺影に手をあわせてきました。

偶然、居合わせた幸恵さんに親しい方に生家を案内していただけました。幸恵さんが幼少期に遊んだ庭に、福寿草がたくさん咲いていました。幸恵さんの魂がいまでもそこで楽しく遊んで暮らしている、まさしくカムイミンタラのような世界でした。

幸恵さんが命をかけて書き残していったアイヌ神謡集の序文にかかれていることが、まさしくこれから表面化してきます。あらためて幸恵さんの思い、祈りに共感してくれる人達がひとりでも多くあらわれることを願ってやみません。
image
幸恵さんもまた、風のようにこの地上におりたち、風のように去っていかれました。たった20年の命。でも尊い重い命だったと思います。