他愛のない寓話>貧乏自慢
とある時、二人の人物が貧乏自慢を始めました。
ー自分は本当にお金に縁がない。いつもお金がない。自分ほどお金に執着がなく、お金を持たないものはない。
ー私もそうだ。私ほどお金に執着がなく、欲しいものも買わずに我慢しているものはない。
ーおお、そうですか。
ーあなたこそ。
ーで、貧乏な人生はどうですか?
ー悪くないですよ。
ー笑
ー笑
この世に似たもの同士はいるものです。貧乏自慢しあえるもの同士の出会いが良い信頼関係と絆を紡ぐのです。その後、大切にしたいご縁となったとのこと。