蛍光管を一掃しました。
照明に使われている蛍光灯ですが、蛍光管そのものは交換が簡単ですし、処分はホームセンターで回収してくれます。
が、照明器具のなかに入っている安定器が10年ほどで寿命(といわれている)なので、そうなると照明器具を交換しなければなりません。安定器はジーっと不気味な音をたてはじめるので、そうなったらもはや寿命です。
蛍光管タイプのLED照明が安くなってきたので、そろそろ替え時です。
でも、あれは「工事不要」とうたっているLED蛍光管であっても、安定器がダメになっていたら交換はできません。
最善なのは安定器を外すこと。器具をあけて安定器をカットして・・・というような作業は電気工事士の資格が必須なので素人は手を出してはいけないことになっています。
蛍光管LEDは、給電の方法が数種類あるようで、私が入手したのは「両側の給電片ピンに配線(片側給電)し、余った片ピンは短絡させる」もの。
配線図をみながら、安定器をカットしてバイパスさせます。片ピンの短絡はグローをダミー(短絡済み)に交換するだけ。なので実際には4箇所カット、2箇所短絡という処理で済みます。10分ほどで完了。AC100Vラインなので、へたをすると感電したり、火花で発火しますからくれぐれも皆さんは自分でやらないように。
これでもう安定器の寿命を気にすることなく、消費電力は半分なのに、すっきり明るい照明に変更できました。寿命も蛍光管よりだいぶ長いようです。
なにより、安定器の音がしないので、余計な電磁波も少ないと思います。
蛍光灯がついていると落ち着かない、という人は電磁波過敏症かもしれません。LEDに変えるとだいぶ気分もかわるかもしれません。
世間は電磁波が増える一方ですから。せめて自分の生活環境においては電磁波を減らす工夫をしましょう。同じ電化製品なら、消費電力の小さいものに交換すれば電磁波もエネルギーは半減するので効果があるはずです。蛍光灯のLED化は一番、変化を感じやすいかもしれません。
電磁波の影響と人体の健康との関連はあまり研究されていない領域ですが、経験的には「かなり悪影響がある」ので、なるべく電磁波の少ない生活を心がけてくださいね。かといって電化製品を使わないと生活が不便で苦労しますから、そのあたりはトレードオフでしょう。
尚、上記は直管タイプの蛍光管のお話です。安く済ませたい場合は電気工事を請け負っている工務店に相談するのがよいでしょう。