人生で大切なこと
人生のビジョンとはなにか、ということがカウンセリングを行う時に、実はかなり重要な要素になっている。相談内容がなんであれ、霊視する時にはその人が潜在的に携えている人生のビジョンを感じ取っている。はっきりみえている、といってもいい。
だからけしてぶれないアドバイスができる、ということだ。どんなに厳しい意見であっても、受け取る人にとって必ず糧になる、ということがわかるのは相手の人生のビジョンがみえているからこそ。
ビジョンがあるかどうか、ということは本当に大切だ。また、支え合う関係性においてもそれぞれのビジョンが合致しているかどうか、共鳴しあっているかどうか。なんらかの形で連帯があればうまくいく。だがビジョンが合致しておらず、共感しあっていない関係性においては、どちらかの魂が著しく疲弊していく。5年、あるいは10年という年月のなかで少しずつなにかが崩壊していく。
ビジョンは簡単に定まるものではない。そして一生かかっても尚、形にすることが難しいこともある。それでも、人はビジョンを探し求める。関係しあうなかでお互いのビジョンを探り合うこともある。一生かかっても、掘り下げ、定め、そして具体化しようとする。結果のでない人生もある。だが、良い結果、悪い結果、というのはないのである。いかなる人生であろうとも、ビジョンにむかって進んでいくことがなによりも一番、重要なのだ。
なにかを信じること。みつめつづけること。保ちつづけることだ。
ビジョンをみつけ、さだめ、形にできた!完成した!そんな人生など存在しないのでないだろうか。